作品No.01_サイトのロゴ(4)

5センチくらい?… たぶんそれくらいのサイズが僕には限界だろうなぁ…。あ、作ろうとしてるフィギュアのサイズの話なんですが…悲しい哉、すでに老眼入ってるし。

…ちょっと横道にそれますが、絵を描くのも少々しんどくなってしまったのも確かで、子供の頃から近視+乱視と、ただでさえ視力は低かったのに数年前から出始めた老眼で一気にいろいろ難しくなってきました。小さな活字が見えづらくなったのは仕方ないとしても、絵を描くのにピントが合わなくなったのには焦りました。ペンでカリカリ細かい線を描いたり、トーンをキレイに削るのも厳しくなり、おかげでメガネにつけるルーペを愛用するように。

写真ちょっと見づらいかもですが、メガネのレンズの上にクリップでもう1枚レンズが付いてます。要らない時は上にはね上げられるので、付け替えたりせずに結構便利です(少々重いですが)。黒いメガネの方が、普段の「何でもない用」。左のが細かい作業用(ルーペの度がきつい)。もうひとつ、この2つの中間くらいの度数のルーペを事務所でアシスタントワークに使ってます…いやぁ、トシは取りたく…(汗)。

ま…ミニチュア製作に関しては、このクリップ式メガネルーペに加え、レンズ径11cmのスタンドルーペ併用でかなり大きくクッキリ見えるので細かい作業も結構いけます♪

…さて、フィギュアを作る際に何か簡単なラフでも描いておけば良かったのですが、(↑)こんなのしか描いてませんでした…すいません。。。ポーズはいろいろ考えますが、平面(紙)にデッサンするのも、粘土で立体を形作るのも同じような作業?…というか、5cmだし(超絶テクはないので)出来ることも限られますし、パッと見デッサン狂ってなければOKかなと…。

一応1/35(35分の1)というサイズに決めましたが、5cmというと身長175cm相当(僕より5cm高い)。一応これを基準に作っていきます。下に見える針金の先を丸めてあるのは、左の発泡スチロールに刺さっているアタマのパーツの芯です。抜け落ちにくいようにタマを作って、噛みつきがいいように粘土をあらかじめちょっとつけて(乾かして)おきます。ちなみに針金はアタマ(首)だけで他には使いませんでした。やり方はいろいろあるでしょうが、とくにこのサイズに関しては(僕は)ほぼ手探りだったので、やりながら正解を探していく感じでしょうか。まず、ある程度ブロックごとにパーツを分けておいて、あとから繋げる方法にしました。一体成形(パーツ分けせずに粘土から成形するの)は、サイズ的に無理でした。頭・胴・腕・足など別々に作っておいて、固まったものをつなぎ合わせて削って成形していく方が断然作りやすいです。

肉付けは後回しにして、ポーズを作りながら棒状に固まった粘土パーツをつなぎ合わせていきます。接着はゼリー状の瞬間接着剤も使いましたが、これも良し悪しで、しっかり固定できればいいですが、ちょっとした力加減で接着剤が染み込んでない部分で割れたりします。なのでパテ状に緩くした粘土で接着する方が、物理的に一体化するので(強度は大したことないですが)あとあと作業しやすいかな。

そして“肉付け”ですが、固まった芯の体に安易に粘土を巻き付けようものなら、その圧であっさり接合部分(胴と足とか)が外れてしまい(瞬間接着剤でも同じく…)結局パテ状粘土を筆で盛り付けて接合部の隙間を埋めるように成形するのが、この場合では正解でした。なので、芯のパーツを細く作りすぎたという反省点は知って良かったところでした。

肉付け前の写真です。

もっとも、勢いこのやり方で15体ほど作ってしまうのですが…。これ以降は、ある程度の太さと動きを考慮してパーツを作っておくようにしています。

服はどうしよう?… なんか、みんなして作業服じゃなぁ。…と、同時にリアルな僕の方では、作業着(普段のジャージですが)が削り粉で真っ白になるので、何かいいモノないかなとAmazonを物色。。。あ〜エプロン、前掛けがイイか。などと見ていくうちにデニム生地のを見つけ、ポチる。

デニムもイイか…でもジーンズじゃ普段着すぎるしなぁ。ちょっとした統一感は欲しいところ。…それなら、オーバーオールがそれっぽくてイイか。かわいいし。何より構造的に作りやすそうだし。

サ…サロペット??… 最近はそう言うんで?…と、ちょっと調べると、オーバーオールもサロペットもほぼ同義語で、サロペットはフランス語だそう。厳密にはちょっと違いがあるようですが、今回僕が作ろうとしてるのはオーバーオールの方でした。。。

このくらい(↑写真上段)の形になって固まってくると、よっぽど変な力が加わらない限り、足が取れたり…なんてこともなく、そこそこ強度も出てきます。これに小さく薄くのばした粘土をカットしてオーバーオールの胸の部分を作ります。これ、ハサミが一番使えます。カッターだと、せっかくキレイに薄く伸ばした粘土がグニャッとなります。

上の段の右の黒いのはハサミの刃です。下がエプロン上に切ったパーツ。

裏に水をつけ本体に貼り、形状に合わせて切ったり馴染ませたりして…

足首のところは折り返しを表現。

くつ(足)になります。固まったらヤスリで簡単に成形します。靴裏で“ちゃんと立てる”ように平たくし、足首との接合はそれぞれの本体と調整しながら…って、説明すると小難しい感じですが、全ては“それっぽく”なればイイのです。アタマをつけた時点で自立できればOK。

ちょっとコワい?…

自立するっていうのは、大事です。これができないと、そのモデルのデッサンが正しくない、ということになります(もちろん、ポーズによりますが)。

だいぶ形になってきましたが、手と顔、色つけも残ってます。

(引っ張るねー。)

ごめんなさい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

雑談

前の記事

今年の桜は
工作

次の記事

ニッチな工作