作品No.03_エチュード(1)

最近、役者さんが練習のためにする即興劇もエチュードと言うのだと(確かテレビで)知りました。音楽では練習のための曲がそれで、絵や彫刻などの美術でも同様に、本番に入る前の「習作」を言います。

もっとも、僕の造形は芸術でも何でもありませんが(笑)これから取り掛かろうと思っているのは、今後やっていこうと思ってるもののひとつで、今回はそれの習作と位置付けてますので臆面もなく付けてみました(笑)。

実家のお袋が使ってるMacは僕のお下がり。若い頃に英文タイプをやっていたらしく、年齢の割にキーボードアレルギーは無く、メールの文章くらいはチャカチャカ打てるようなんですが、アップデートだのバックアップがどうの…って話になると本人がフリーズしてしまいます。…ま、無理もないですが(笑)。 なので、たま〜に「動かなくなった」とか「繋がらない」とか断片的な不具合を電話してきて、僕がメンテナンスに向かうことがあります。

千葉から東京なので、クルマで1時間ちょっと(高速が混まなければ、ですが)。先日…と言っても2ヶ月くらい前になりますが、その時の不具合そのものは大したことなかったのですが、デスクトップに散乱してる意味不明なフォルダとかファイルとか見ると、どうも気になります。「あの子たち(孫)の写真以外は別に大事なものは入ってないから」とか言われながら、結局僕が整理とバックアップをするんですが、その写真だって同じものが入ってるフォルダがいくつもコピーされてたり…(汗)。

“あの子たち”とは弟夫婦の子たちで、お兄ちゃんと妹の兄妹。僕からすれば甥っ子姪っ子。小さい頃から「ばあやん、ばあやん」と顔出していたようで、写真の数も結構あるなぁ…と、その中の1枚に目が止まって。。。

お兄ちゃんの方が今年もう中1なので、これはずいぶん前の写真になるんですが、こんな感じをイメージしていたように思いました。こーゆーコトだよな?…と。つまり、エチュードにはもってこいの画かなと。

…と、前フリが長くなりました(汗)。

別にこの写真が、ばあやん(お袋)や甥っ子姪っ子にとって特別大事というわけではないでしょうが、ばあやんには、やがてイイ思い出になる日が来るであろうと想定して、これをモチーフに立体化してみたいと思います。

ではまず、前回ドールハウスのスケール(1/12)で作っておいた素体を組み合わせます。小分けケース手前が1体分ずつ分けた、頭や胴などの手足以外のパーツ。奥のケースが手足用 (→ 後になって、こんなに作らんでも、と思うハメに…笑)。

模型用の小さいサイズのノコ。刃が薄くてよく切れます。硬いと言っても粘土なので電動工具を使うほどではありません。

関節には1.2mmのスチール針金を使いましたが、やっぱりちょっと硬いかな。無理に力入れるとパーツが割れたり… 今回はこのまま続けますが、今後は手足のパーツは粘土で作るより“割り箸”の方が使い勝手がいいかもしれないな…太さも丁度いいし粘土の食い付きも良いだろうし。

写真のポーズ。子供達の頭身が高い感じ(写真は顔に絵を貼ってるので分かりづらい)ですが、肉付け前なので頭のサイズも違ってきます(体型のデフォルメも、ある程度すると思いますし)。

ポーズはこれでOKとして、一旦バラしてパーツごとに肉付けします。肉付けに使う粘土は、芯に使用した「アーチスタフォルモ」とは違うのを使います。同メーカー、パジコの「ラドール プレミックス」という石塑粘土。

このメーカーはシリーズで石塑粘土を数種類出してますが、このラドールプレミックス」は、仕上がりのキメの細かさが特徴の「ラドール」と強度が高い特徴の「プルミエ」の中間(イイとこ取り)的な位置らしく、愛用者も多いようです。僕がそれぞれの違いを実感するにはもっと時間が要るとは思いますが、当面は芯にちょっと安いフォルモ、外側の肉付けをプレミックスという風にしていこうかなと思います。

肉付けは、削ることを考慮して多めに盛り付けてあります。乾いてしっかり固まったら、次の作業に移りたいと思います♪

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