作品No.03_エチュード(3)
先週末の熱からの歯茎の腫れ、数日で引くだろうと甘くみていたのですが発熱から5日後、結果的に抜歯するハメに…(笑)。
もっとも、前から不具合を抱えている歯だったので、いつか治さなきゃと思ってたのですが、しばらく酷くなる事もなかったので放っておいたのが悪かったんですね。…まぁ、このタイミングで治せて良かったワケですが♪…
…では、前置きはこのくらいにして…
前回は、お兄ちゃんのジーンズと(同じ行程だったので省きましたが)ばあやんのボトムのシワまでやりました。今回も引き続き、服の処理をしていきたいと思います。
ではまず、ばあやんから。写真を参考に肉付け。大まかなヒダをつけて、乾いたら細かいシワを削りで足していきます。
首周りは、服の襟を境にしたいので、ここで角度・位置を決めて肉付けをしておこうと思います。服や髪の毛の事もあるので間にラップを挟んで成形します。そしたら、この状態でしばらくばあやんにはお休みいただいて…。
続いて、お兄ちゃんのジーパンにステッチとポケットを付けます。
アタリを入れたら、なぞるように筋彫りを入れます。リアリティをどうこう言えば、ポケットも筋彫り程度の方がそれっぽいと思いますが、敢えて薄く伸ばした粘土を貼り付けました。この方が造形としてかわいいし(…もっとも、Tシャツで隠れてしまう&ほぼ見えない部分…なのですが)。
ジーパンの上に被っているTシャツの裾を、ポケット同様貼り付けて成形。
乾くまでばあやんと一緒にお待ちいただくことに。
続いて、妹ちゃんの服にいきます…とその前に
妹ちゃんの足を胴につなげた時、太ももがちょっと長いかも?…と思いつつも(いやいや、平成っ子は子供の頃からスタイル違うからなぁ…とか昭和おじさんの愚痴も相まって?…)作業進めてしまったのですが、結局短くすることに。ほんの3mm程度のカットですが。
足の長さの調節が終わったところで…キュロットかな? ま、見たまんま作ってみたいと思います。シワのラインに合わせて、伸ばした粘土を巻きつけるように肉付け。…これで乾いたら削って成形。裾のフリルは… う〜ん、後で考えよっ…と。
ここまでで、3体分の服の肉付け&乾燥まで済みました。ここから服に細かいシワを入れていきたいと思います。写真を参考に、あまりしつこくならない程度に(…と言いつつ、最初のイメージより全体的にやり過ぎた感はちょっと出てしまうのですが…。汗)。
以下はマンガのアシスタント的な意見で恐縮ですが、服のシワを入れる時の、ちょっとした法則が分かっていると、あまり実際の写真とかリアリティを意識しなくても“それらしい”シワを入れられます。
分かり難かったかな?(汗)
引っ張られる箇所がある分、タルみ・シワが集中する箇所(ワキ・ひじ・股関節等)も当然ありますが、これらも上記のシワの流れるラインの基点に出来るので、ラインを入れた後、ちょっとずつ足していくと自然なシワになると思います。
上の写真は、ばあやんの右腕になります。シワの凹凸、凸部分を白くしてみました。この白い部分を残すように周りを削っていきます。袖部分はもっとダブついた感じでジグザグなラインが大小入り混じって格子状(写真下 赤丸)みたいに並ぶんですが、入れすぎると気持ち悪いのでかなり抑えめにしました。
考えるのを後回しにしてしまった、妹ちゃんのフリル。サイズ的にもヒラヒラ感を出すのは難しいので、フワッとした丸みが出た方がいいかなと、盛り足したあと削り込みました。
なんとか、服がそれっぽくなってきました。
次は、髪の成形と顔の仕上げ、手首・足首の成形で、着色の手前まで進めてみたいと思います…たぶん(汗)。