作品No.09_園長(…志村けんさんを偲んで)
志村けんさんの訃報からそろそろひと月になろうかという折、今度は岡江久美子さんが新型コロナウィルスのために亡くなられたと… 岡江さんも、とても明るく元気なイメージの方だったので、余計ショックが大きいです。
休業要請に応じないパチンコ店に客が入っていく映像を流すニュース。…う〜ん、僕らはもうホント、マジメに怖がらなきゃいけないんじゃ無いでしょうか…。
そして1日も早く収束しますよう…。
…では、うまく出来たかどうかは置いといて…
志村園長。…と、パンくんとちびちゃん。約1/35スケールです。
たぶん、実際には パンくんとちびちゃんの2ショットは なかったんだろうけど、志村園長ときたらやっぱり、このふたりだったので(笑)。
それに、亡くなられた直後の「志村どうぶつ園(追悼特番)」を観て、僕も“笑いながら号泣”してしまいましたし。。。
すでにネット上では、追悼でイラスト等をアップされてる方々も多くおられるようで、みんなそれぞれ思い出や思い入れがあるんだなぁ…と。
…で、僕もそれに“触発された”というのとは、ちょっと違うんですが… ホントは最初、別のモノを作ろうとしていて…
『結局、今年の春は花見どころじゃなくなってしまったので、せめて“机の上でお花見を”』…的な感じの、ゆる〜いヤツを作ろうと…
こんな感じで(↑)進めていたものの、志村けんさんの訃報で一気に意気消沈してしまい…
なんだか力が抜けてしまった感じで、造形もしばらく手が止まってしまいました。
…なので「机上のお花見」なんていう気にもなれずタイミングを失くし、そのままにしてしまったので、その代わりに…という訳でもないですが、けんさんを偲ぶことにしました。やっぱり何かしら手を動かしたい衝動はあるワケで…。
僕も50歳にもなって、志村けんさんの大ファンというわけでも無いけど、それまでの他の著名人の訃報とはちょっと違う衝撃が走ったように思います。まさかのコロナウィルスで…というののもあるけれど、忘れてしまっていた、子供の頃の記憶がふと蘇って…
みなさんそれぞれあると思いますが、僕の中の志村けんは、やっぱりヒゲダンスかな(笑)。
確か、小学3〜4年生くらいの頃だったと思うけど、図工の時間に友だちと授業中、図工室の中を歩き回るのにずっとヒゲダンス(笑)。しまいには先生に注意され「そんなに好きなら前に来て、みんなの前でやりなさい」とか…
あと「加トケン」になってからのコントで、小さな女の子の依頼で賞金目当てにボクシングする…みたいな話があったかと思うんですが(遠い記憶なので間違ってるかもですが…)志村けんがリングの上で、やられては立ち上がる…そのたびに顔中ボコボコになって、立ち上がるたびにロッキーのテーマが流れる…っていう(笑)。涙しながらゲラゲラ笑ってたのを思い出しました。。。
他のお笑い芸人のギャグやコントで、こんな風に思い出とリンクしてるのは他にあまり無いような?… たぶん、コマネチなんかもバカみたいにやってただろうけど、思い浮かぶシーンがない。
だから、志村けんは僕の中でちょっとだけ特別だったのかも知れません(笑)。
けんさん、どうか安らかに。。。
…では、以下はいつも通りやってみたいと思います。
作業工程
これは「ちびちゃん 」のモトです。左の塊(乾燥した石塑粘土)から削り出していきます。耳がないとアシカかオットセイみたい(笑)。
…他、成形途中の写真があまりなかったので(↓)いきなり飛びます。
色つけ前の状態。スケールは約1/35…なんですが、カワイくまとまるよう、園長を5頭身くらいにしたので頭大きめになってしまいました。
色つけ。塗料はリキテックス(アクリル絵の具)を使っています。
僕はただでさえ目が悪く近視+超乱視なのに、ここ数年で老眼も…(汗)。なので最近は細かい作業をするときは、裸眼でルーペを使うことが多いです。意外と見えます(笑)。
園長の制服オーバーオール。
顔。結構な接写をしてるので、実際よりちょっと丸く写ってます。
フィギュアの顔を描く時は、こうやってシミュレーションしてから描きます。
パンくん。最初パンくんは園長の隣にちょこんと座らせるつもりでいたんですが、どうせやるなら やっぱりこれかなと。…最初は想定してなかったので、よくこの(園長の膝の上で抱っこする)ポーズに持っていけたなと(…自画自賛?)。
園長。やっぱり顔は難しいですねぇ…(汗)。これがバカ殿とか変なおじさんなら、もっと上手くいったかも…なんですが。
ちびちゃん。もうちょっと華奢にできたら良かったかな…
土台です。
木材の年輪模様を活かしても良かったかな…と思いつつ、芝を木材と同じ形に切って貼ります。この芝シートは裏に糊が塗ってあるので、剥離紙を剥がせば晴れるんですが、糊がイマイチ弱いので木工用ボンドで貼ってしまいます。
ベンチは最初に作ろうとした花見からの流用パーツです。これらを木工用ボンドで、浮いて見えないようにしっかり接着します。
ぎゅっと(…押さえる程度ですが)このまま数秒おけば、芝もちゃんと沈んで“踏まれた感”が出ます。このあと、園長の足・ちびちゃんも同様に芝シートに木工ボンドで接着します。
完成。
最初に作ろうと思ったお花見のサイズ、1/35のまま進めてしまったので、仕上がりはアマくなってしまったかなと思います(笑)。…ま、それなりに細かい手作業は出来たかなとも思いますが。
フィギュア作るならホントは、1/12くらいの方が作りやすかったかもですが、今回くらいのサイズの方が、モノとしてカワイイ感じなので良いかなと…(自己満足ですが)。
360度ビュー
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(360度ビューの写真を撮り直しました。2020/07/06)
今回はこれで。ではまた…