作品No.13_MUCHA_DANCE ④
9月初めの着手から、 はや2ヶ月。今回やっと「ヒトの形」に♪ …と、相変わらずのんびりですが、作業の半分くらいは試行錯誤になるんですかね(笑)。それもまた楽しい時間でして。。。
アルフォンス・ミュシャ「ダンス」
前回に引き続き、石塑粘土を使ってこの絵の立体化に挑戦しています。(このところ、出だし同じですいません…)
作業工程
前回の最後に、いい感じで削り出した体のパーツですが、よくよく見ると若干細い気がして。結局、僕のマンガっぽいデッサンのクセが出てるみたいでちょっとイヤになり、どうせ時間かけてやってるんだし、と思い…
絵を見ると、胸もそんなに(グラビアモデルみたいに)大きい感じもないし…たぶん C とかくらい?…わからないけど。ま、ダンサーであろうから、ある程度は引き締まっててイイ感じ?…
乾燥したら、再度削り出して仕上げます。
背筋…背中は(普段見えない部分は)難しいですね(汗)。参考資料をネットで探しても体型・肉付きは千差万別で、正解がわからない。。。
それでも何とか、イイ感じになりました♪
さて、次はいよいよ「腕」を体に繋げようと思ったのですが…
うしろ(背中)から見る分には違和感ないんですが、正面から見るとひざ小僧の位置が少し低いコトに気付いて…
ひざの位置をずらせば、何とかなるかな?…と、ひざのお皿状パーツを少し上に肉付けするコトに…
結果オーライ。かえってリアル度が増した感じ♪
さらに細部を作ります。
難易度からいえば、乳首よりおへその位置でした(笑)。それとおしり(腰)のえくぼも。
腕の接合
やっと体がカタチになります。。。
接合面(青っぽい部分)は、それぞれ別に削り出してるので、合わせ目は隙間だらけ。芯の針金にはゼリー状の瞬間接着剤を使い、合わせ目の両面にしっかり水分を含ませ、パテ状に溶いた粘土を塗り、接合後は隙間の上から粘土を盛ります。
首回りは、絵を参考に盛り上がりを付け足し、成形します。
顔
また、少し顔をいじりました(笑)。
わかりづらいですが、前回より(おでこを少し削って)瞼から眉までの幅を小さくしています。
前回の色つけシミュレーションで、眉の位置が上すぎるなと思ったので、何とか直したかったのです。。。イイ感じになったと思います♪
顔(頭部)を体に繋げる前に、髪の毛をちょっと何とかしようと思います。
強度があって軽い分、乾燥後の表面の仕上がりの「なめらかさ」は、僕が普段使ってる「ラドール・プレミックス」より若干劣るようです。
作るにあたって、あまり考えも固まってないのですが、とりあえず絵を参考に…
これだけあれば何とかなるかな?…というくらいの数を作っておきます。
…まぁまぁイイ感じですが、これではうどんみたいなので、髪の毛らしくしたいと思います。
絵を参考にアタリを入れて、デザインナイフで筋(すじ)を彫っていきます。
筋彫りを入れたパーツを組み合わせたりしながらいくつか作ってみました。細かいところはまだありますが、大まかなパーツはこんな感じです。
実際に髪型を成形するときはどうするのか?…全くのノープランですが(笑)とりあえず、次へ…
頭部と体の接合
接合面(首)も腕と同様に、針金部分は瞬間接着剤を使い、隙間は粘土でしっかり埋めます。
さらに、鎖骨から首筋に繋がるラインを成形。しっかり乾くまで待ちます。。。
乾燥後、首回りの削り込み。
イイ感じです♪
これで一応(髪の毛以外)フィギュアの成形はひと段落。。。
ホントは左肩周りのデッサンがちょっと破綻していて(それらしく見えるよう)修正に時間かかりましたが…w
土台
フィギュアを立たせるための土台(スタンド)を作ります。
できればカッコ悪い支柱みたいなものが見えない作りにしたいな… と、とりあえず硬めのスチール針金を使います。
左手首をしたから支えるような感じにして…
イメージは、この絵の布そのものをスタンドに出来れば…と思うのですが。。
カットした木材は部屋に転がってる適当なモノですw。先日買った卓上の電動糸鋸が役立ちました♪… それにルーター。電動工具サマサマです。。。
イメージ通りに出来ました♪
フィギュア載せてみます。
スタンド部分は、この上から石塑粘土や布(or紙?)なんかを駆使して、絵のシーツのような感じにしていきます。
何とかなるもんですね〜。 …って、今のところは…ですが。
…と、この写真を撮ったあと、気を抜いてしまったのか…!?(汗)
フィギュアの指を折ってしまうというバカをやってしまいました…(涙)
溶きパテ粘土でつなぎ、何とかなりましたが…強度は下がったな。。。どうせなら折れた時に0.3mmくらいの芯を入れるんだった…。
今後、髪の毛とかもっと細いパーツ扱うんだし、気をつけないと(汗)。
とほほ。。。
@atorie_fake