表札を作ってみます。

久しぶり(?)のモノ作り♪ …と言っても、この秋に越して来た古い新居の手直しの一環みたいなモノなんですが、表札を手作りしてみようと思います。

今回「表札」なので、自分の名前を臆面もなく晒すのは如何なものかと思いましたが、すでにこのサイトについて等でフルネームは出してるので、まぁ別にいっか…と。(それより、違うサンプルを用意して進めるほうが手間だし…w)

…というワケで、今現在この家の表札はこんな感じになってます。

引っ越してくる3ヶ月ほど前から片付けなどでこの家には出入りしていたので、宅配なんかの受け取りにと、とりあえず仮設した簡単なモノ。…それにしてもホント、なんで屋号なんて付けたんだろ?(笑)

古くからのご近所さんは、以前ここが立原プロのスタッフ寮だったことは知っているので、そんな必要もないのにw。

ホント、とりあえずな感じの表札だけど、雨に濡れたりしても平気だったので、このままでもイイか?…と思ってみたり、でもこっちに住み始めてからは、ちゃんとしたモノに替えようと思いつつ… 急を要するようなモノでもないので後回しになってしまい…。

表札といえば… 越してくる前の片付けをしてる段階で、玄関の脇に積まれたガラクタを処分してる最中…

「麦塾(ばくじゅく)」と書かれた表札が出てきました。 懐かしいやら何やら… 麦塾というのは、当時のスタッフ寮の名称。この字は多分 立原先生の書いた字なのかな?…

横幅30cm×縦18cm×太さ3.5cm と、かなり大きい。表札というか看板?…

ガラクタに埋もれてたのも悲しいけど…要る要らないの選別以前に、この表札…僕よりかなり先輩なワケで(笑)失礼のないよう丁重におもてなし…じゃない、ひとまず保管しておこうかなと思います。

さて、僕の表札作りに入ろうと思います。

表札なんて、材質選んでネットなりホームセンターなりで(手頃な値段で)注文出来るのは知ってますが、それじゃ面白くないと思ってしまう。どうせなら下手でも手作りしてみたいという欲求が勝ってしまうw。。

作業工程

材料

材料の木材は買うまでもなく…

処分してもいいと言われた古い桐タンス。粗大ゴミで出すにも、回収車が来てくれるところまで運び出さなきゃいけない(ちょっと距離ある)ので、細かくバラして燃えるゴミで出すほうをチョイス。タンスの解体って、電ノコのひとつもあれば意外と簡単なのです。

…で、その廃材の中に木目がキレイな板っぺらがあったので、それを使うコトに。

100均の桐材もわざわざこのために買ったのではなく、何かしらの余りです。

ただ桐は加工しやすい分、木材としてはちょっと弱いかな。まぁ、表札としての耐久性に「?」はありますが、ある程度保てばイイし、ダメになったらまた考えればイイ。ナゼなら「作りたい」が勝ってるから(笑)。

で、次は文字の書体

パソコンに入ってるフォントでいくつかサンプルを出してみます。

Yuppy SC はMac(iOS)用のフォントみたいです。

ちょっとユルめな感じのフォント「Yuppy SC」。イイかなと思ったんだけど、ダサいかな?…(汗)

木材のカッティング

アタリで描いた左右のウニャウニャした線は、やりすぎるとダメだし、実際に切り出してみないと何とも言えないので、まずはカッティング。

こうやって天板をナナメにして切り出せば、イイ感じで台形になるハズ…なんだけど、どうかな?

ウニャウニャ線、けっこうズレちゃってますが結果オーライかな。

名前の位置

プリントした名前の紙を実際に彫るサイズに切り出します。

変な道具持ってるなーw

それでは、深呼吸!… (彫刻刀使うの、あまり得意じゃないので…落ち着いてw)

これで画数の多い苗字ランキング1位らしい「躑躅森(つつじもり)」って苗字で、下の名前が「薔薇雄(ばらお)」とかだったら泡吹いてる(笑)…てか、まず手彫りは諦める。。。

そそっかしい割には緊張を切らさず彫り終わることが出来ました。。。

門のブロックにハメるためのをつけます。

ブロックの溝に桐材をグッと押し込んで、イイ感じにホールドされるのを確認。最終的にはセメントか接着剤で固定ですが、ブロックがしっかり噛んでくれてる感じは安心材料ってヤツです。

これでしっかり固まるまで待ちます。

色付け

彫っただけの陰影では名前を認識しづらいので、色分けします。

3度重ね塗りしましたが、このあと油性ニスを塗ることを考えれば、もう少し字の色を濃くしておくんだったな…と。(もう遅いですがw)

Amazonで注文していた油性ニスがまだ届かず(別に遅れてたワケではないですが)ちょっと時間を持て余した隙に…

う〜ん。

やっぱ「atorie-fake.com」がダサいわ(笑) …ま、これも僕なのだし。

というワケで油性ニスの到着。早速仕上げに入ります。

仕上げ

刷毛塗り用のビン入りを買って正解。スプレーは使う時だけ便利な気がしますが、それ以外(養生したり、余分が部屋中に舞ったり、後始末などなど)を考えるとかえって面倒だったりします。コスパ面でもスプレーは割高だし。

あったかく見せるために、画像にオレンジ色を上乗せして加工してます。。

イイ感じかなと。

まぁ細部をじっくり見るようなモノではないので、パッと見よく出来てるっぽい(笑)。

あとは桐が材質的に屋外でどれだけ保つか?… だよなぁ。 ま…廃材利用だし制作日数も正味2日だし…多くは望まないけど1年くらいは大丈夫かな…どうかな?…

もっとも、何か硬いモノでもぶつかったら、もうそれで終わりだけど。

作ったコトの満足感が大事かなとw

麦塾の表札は… 当座 玄関の下駄箱の上に。そのうち、ちゃんとディスプレイしよっと。

@atorie_fake

表札を作ってみます。” に対して2件のコメントがあります。

  1. ムサシ より:

    歴史的瞬間だなー!

    1. nobuya より:

      瞬間の連続の中で僕らは生きているw

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