ミニチュアのお皿②

久々に38.5度を越える熱が… 数日前から筋肉痛&関節の違和感…これ、予兆だった?(すでに風邪の症状w)ま…2日ほどで熱も下がり、良かったのですが。

…そんなワケで、ずっと寝てたので腰が痛いですが、前回からの続きを。。。

ヒートプレス

熱したプラ板を型に押して成形する方法になります。

前回までに、お皿の「原型」は出来ています。

クリップで挟んだプラ板を熱して柔らかくして、この原型に押し当てます。その、プラ板を熱するのに用意したのが「エンボスヒーター」というもの。

箱にはヒートガンと書いてあります(商品名だと思います)が、写真のこういう形状の(ワット数の低い)ものはエンボスヒーターと言い、グリップの付いた銃のような形状の(ワット数の高い)ものをヒートガンとしてカテゴライズしてる気がします(Amazonで見ると)。

ちょっと調べてみると… エンボスヒーターって文字通り、エンボス加工のための道具だそうで、ヒートガンより熱風の温度が低く、コンパクトなので細かい作業に向いている…らしいです。名前の由来が知れて良かった♪

ヒーターでプラ板を熱して柔らかくします。

これ、ドライヤーで代用できないの?… と思いもしますが、ドライヤーは熱よりも風量に重きを置いてるだろうから、かなり非効率なんじゃないかなと。…やって出来なくはないような気もしますが…

エンボスヒーターはピンポイントで効率よく熱することが出来て、このヒーターの場合は消費電力も2段階あって最大で300W。一方、僕の持ってる普通のドライヤーは 1200W。まぁ文字通りドライヤーは「乾かすヤツ」で、ヒーターは「あっためるヤツ」と用途も違うのだから比べるようなものでもないですが(笑)。

まんべんなくプラ板に熱が通ったら(←何回かやれば分かってきます)…

ちょっと写真の加工(スピード線)入れすぎたかな(汗)。…勢いよく、というよりは垂直にしっかりグッと押し込む感じ?(←何回かやれば分かってきます)

1発目にしては、かなり上手く型が取れた♪

これを切り出して成形していきます。

ざっくり周りを切り取ったら、お皿のフチを段差に沿ってカッターで丁寧に削り、整えます。

紙ヤスリで均します。

円を描くように削ります。均等に力が入るように気を付けても、機械ではないので必ず偏ってしまうため、持ち手を変えたりブロックを回したりしながら…。

かなりイイ! 

これまでの一連の作業でこのクオリティなら(僕の仕事とは思えないくらいw)かなりイイ。原型がちゃんとしてれば、量産も十分出来る、のだけど…

こればかりは仕方ないか。

今まで粘土を扱うコトが多かったせいか(余った粘土:保存→再利用なので)、廃棄する量のほうが多いのは気になる(汗)。。。

結果的に…

失敗した2枚は、フチを切り出す時にミスったもので、プレスも慣れれば難しくない。

プラ板も1mmの厚さなら、プレス時に失敗したと思っても、またヒーターで加熱し直せば(2回くらいは)やり直しが効くと思うけど、0.3〜0.5mmとか薄いプラ板の場合やり直しは難しいと思う。

…ま、数をこなせばミスも減るでしょ♪ というコトで。

表面処理

これをやったあとに、ふと思って調べたのですが…プラスチックとレジンの相性? みたいなコトで… 

一様に「プラスチック」と言っても、やっぱり素人にはわからないくらい細かく種類があって、その中にはレジンのくっつきにくいプラスチックというのもあって、比較的よく耳にする「ポリプロピレン(PP)」と「ポリエチレン(PE)」の2つがそうらしい(他にもあるかもですが)。ポリプロピレン・ポリエチレンで知ってるのは、100均とかでよく売ってるポリ容器とかポリ袋等でしょうか。

ちなみに今回使っているプラ板はプラスチックの種類でいうと「ポリスチレン(PS)」。プラモデルと同じ材質なので、たぶんレジンとの相性も悪くない(?)のかなと。

小さな円形は塗装しづらいので、持ち手を付けます。

検索して初めて知った塗装棒という名称。

ずいぶん前 この100均のヤツを買ったものの、あまり使い勝手が良くなくて自作したんだっけ。…この手作り感がなんとも良くないですか?…w

レジンコーティング

レジンコーティング液を塗ります。

今回はクリップで挟むことも出来ないので、両面テープにて固定。

普通のレジン液と違って、コーティング用にサラッとしてるので塗りやすい。

UV/LEDライトを当てて、レジンを硬化させます。

レジンの硬化時間については、2〜3分とか 5〜10分とか 太陽光〜30分…等々、製品によってまちまち。レジンの量が多ければなかなか固まらないし。ただ、経験上わかってるのは(人体に使うワケではないので)「長時間当てるに越したコトない」です。

僕の使ってるライトは、30・60秒の切り替えとは別に、ボタンの長押しで連続点灯モード(測ってないけど30〜40分くらい?)があって、説明書には「使用の際は300秒を超えないよう」とありますが、これはネイルなどの人体への影響を考慮してとのことかと思われ…。

しっかりレジンも硬化して、それっぽいツヤも出た…かと…

う〜ん。。。 悲しい。

レジン使うのも久しぶりだったから感覚忘れてたか?…  

結果、最後の最後で詰めが甘い。←実力(笑)。

それでも形が揃ってるせいか、並べてしまうとそれっぽい。

…まぁ ただ、1/6スケールのクオリティでは ないわなw

失敗してみないと分からないコトは多いのだからと気を取り直し…プラ板の表面処理とレジンの塗り方に問題があったと思うので、再度挑戦していきたいと思います。

…てか、熱なんか出してなけりゃ、やり直しも済んでたよーな…。

自己管理は大事です。。。

@atorie_fake

UV/LEDライトは僕が使ってるものが売り切れ状態でしたので、別メーカー(だけどほぼ色違い)のものを紹介しました。予備に僕も買っとこうかな。

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