夏休みの工作-2024-①

今回は、以前作った 1/12スケールの「畳」に合わせて『6畳の和室』を作ってみます。

その畳を作った際に、それだけでは絵的に寂しいかなと、見た目だけの簡単な和室を組みましたが、やっぱり改めてちゃんと作りたいなと(この“見た目だけの”を作った時から思ってましたw)。

というワケで、今回は前置きもなくスタートw

1/12スケール『和室 6畳間』

作業工程

主な材料はこんな感じ。

スチレンボード(ダイソーのカラーボード)と各種木材等々… ちなみに茶色いのは紙ヤスリ。

台座

まずは、畳を敷く6畳分の台座。

ハンドメイド故の個体差があって寸法の正確さに欠けるので、大事なのは臨機応変な微調整…w なので、物差しで測るだけじゃなく畳を並べて採寸します。

ボードの周囲1cmに、1×1cmの角棒材で枠を付けます。

この2mmの溝がある角棒材をホームセンターで見つけた時に、今回の和室が頭の中で組み上がりました(笑)。 …なので、あとはやってみるだけw

イメージはこんな感じ。

半分の厚さの棒材のところは、戸・襖のレール部分になります。

まずは枠をボードに接着。

この時、畳を敷いた時スカスカにならないよう、畳を乗せながら枠木を合わせ、タイトめに枠を調整します。

戸・襖のレール

この部分は、“見た目だけの”時にはレールなんて作っておらず戸も襖も裏からテープで固定してたので、どうやったらいいのか… 一定の深さを直線で彫るなんてムリだしw …などと思いつつ、手持ちの木材を眺めてたら丁度良さそうなのが…

この貼り合わせでなんとかなりそう。

いくつか試してみて、図のように上下で段差を変えた形で作れば、この形状で鴨居・敷居の2通りに使える!…

1+3+1+3+1=9mm なので、幅は1mm足らずですが、貼り合わせてみると実際のところほぼ10mm。

うむ。パーツとしての完成度は高い♪(笑)

木工用ボンドで台座の枠に接着します。

これでひとまず台座はOK。

まずは、ボードの切り出し。

今回、たまたま手持ちのストックだったというだけで、「貼れるボード」を使う意味はあまりありません。フツーのボードでOK。あとあとを思えば黒いボードのほうが良かったかも…とか思ったりして。

壁の木の部分を作ります。

剥離紙を1度に全部剥がすと作業しづらくなるので、少々面倒だけど接着面ごと少しずつ剥がしながら進めます。

貼れるボードのノリも、画用紙程度ならそのまま貼れますが、木材も多少反ってたりしますので、ここはしっかり接着しておきます。

ボンドがしっかり乾いたら、ボードと木材の合わせ目を隠すのに木目シートを貼ります。

ここも木目シートのノリは当てにしないで木工用ボンド使ってますw

レール・柱を取り付けます。

ジョイント

枠の溝の位置に合わせて、壁の底面に凸部を作ります。

2mの溝付き棒材と2mの角棒材。ホームセンターで買ったものとは言え、どちらも若干の個体差があるので、緩すぎずキツすぎない、しっかりハマる丁度いいところを選んで使います。

壁紙

撮影用の時は、単に画用紙を貼っただけだったのだけど、やっぱりちゃんと作ると決めたからには、和室の壁にはちょっとこだわりたい。

参考は(そろそろ2年になろうとしてる)この古い新居の “ばあちゃんの部屋” 。

この時は部屋の修繕、頑張ったなぁw… まだ手を付けてない部屋もあるけど。

…と、この砂壁をどうやって再現しよう?…

砂壁とは違うけど、和室っぽい漆喰調の壁紙とか色々ググったりしてたのだけど、どうもピンと来ず…。どのみち実際の壁紙だとメートル単位で買わなきゃならないし、1/12スケールで扱うにはちょっと分厚いし。リメイクシートみたいなのも種類豊富そうでも欲しい感じのは無いし。

…で、なんかないかな〜 あるわけないよな〜 と手近な引き出しを開け閉めしてたら、手が止まった。

こ…これは!

なんてコトない紙ヤスリ。 いや…探してたのは、まさしくこれ!

そう、これでイイんじゃん!!!

ただ、引き出しにあったこの紙ヤスリは、ハガキくらいの大きさで、たぶん他の番手と何枚かのセットだと思うので、これを必要な分だけ揃えるのは100均商品でもコスパ悪そうなので、迷わずホームセンターへ。

2店ハシゴして買えたのがこれ。

#100は値段じゃないですよ。 値段は1枚40円くらいだったかな?…

1枚 23×28cm くらいで縦横比が違うけどA4と近いサイズの紙ヤスリ。番手(目の粗さ)は、#80・#100・#120くらいで少々迷ったけど、#100 を10枚ほど購入。

ベージュっぽい色を探して2店も回ってしまったけど、その甲斐もなく… ちょっとしたウォーキングにはなりましたが(笑)。 

なので塗装するコトに。

アクリル絵の具でベージュっぽい色を調色。あまり水っぽくなりすぎない程度の濃さにして、重ね塗りの回数をなるべく少なくしようかなと。

塗装することでコーティングされ、紙ヤスリの粉が落ちるような事もなくなり、結果的に正解だったなと。

柱などのヒノキ材の(白っぽい)部分はウォールナットの水性ニスで塗っています。もうちょっと細かく解説出来れば良かったのだけど、ちょっと写真多くなってしまったので…

…というワケで、今回はここまでとなります。 次回完成予定♪

minneにて出品中:1/12スケール 和室 6畳間

@atorie_fake

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