「どんぶり」を作りたい!

…といっても、カツ丼とか鉄火丼…ってメニューじゃなく「器」のほう。

つまり「どんぶり」そのものを1/6スケールのミニチュアで作りたいというコトなのだけど、正直あまり自信はない(汗)。。。

だけど、これをクリア出来なければ僕的には、この先どんぶり物のミニチュア制作に入れない(という気構え)。…自分の性格的に、既製品のシリコン型とか使うのは「負け」な気がするしw…

これまでのミニチュアフードの食器類も(単純な形のばかりだけど)全部チマチマと作ってきて、今回は『どんぶりの「原型」を作って複製してみよう!』…と思い立ってしまったので、最終的に成功するかどうか(やったコトないので)分からない。

だいたい制作記事なんて出来上がりを想定して(or出来上がってから)書くのがフツーだけど、失敗したら笑えないなぁ。(…もっとも、過去には長々とパート分けして書いてたのに頓挫してしまった制作記事もありますがw…)

…ともあれ、とりあえず作ると思い立ったのだから、始めてみますか。

1/6スケール「どんぶり」

「原型」っていうからには、ちゃんとした形のものをひとつ作らなきゃいけない。…で、定番っぽい「蓋のついた どんぶり」を作ってみたいと思います。サイズは一般的な直径16㎝くらいのもの。

作業工程

まずは原型を作る前の、丼の内側になる(作業中、芯となる)部分を作ります。

芯の型に使うのは100均で買える、いくつかのサイズがセットになってる半円の計量スプーン。

これまでもお茶碗・お椀を作る際に2.5gサイズのスプーンを使ってましたが、今回は5gのサイズがどんぶりにちょうど良さそうなので、それを使います。

ベビーパウダーをスプーンの内側にまぶして樹脂粘土を詰めます。硬化後は少し肉痩せするのでちょっと多めに詰めておきます。

ちなみに「モリトク」の樹脂粘土はキャンドゥとかセリアで買えるのだけど、ダイソーの樹脂粘土との違いは、硬化後の硬さ

ダイソーの樹脂粘土は硬化後も結構柔らかい(弾力性がある)のだけど、モリトクのものはダイソーのそれより硬く仕上がる。

使い始めた頃は、大した違いがあるとも思ってなかったのだけど。

なのでダイソーのはミニチュアフード作りに使い、モリトクはお茶碗・お椀等にと使い分けてるのだけど、両方とも100均商品といえばそれまでですが(笑)他製品…Amazonで買えるパジコの樹脂粘土とかあるけど、小さいのでも60g入り。値段は別にしてもダイソーの倍の量なので、1度に使う量を考えるとちょっと多いし(ラップ保存しても長期間は難しいし)、今のところカラーバリエーションも入手困難そうだし。

この半円の塊を削って、丼の内側を作ります。

…で、必要になるのが、これ。

さすがにもう、今まで使ってた電動ルーターでは代用出来ない作業だし、今後もあれば便利だしw…と。

初めてにしては、上手く使えてるかな♪

この削り出した内側の芯に樹脂粘土を重ね、どんぶりの原型作りをしていきます。

作業を見やすくするため(てか自分も間違えないようにw)どんぶり側の粘土に色を付けます。

5gの計量スプーンに、黒くした樹脂粘土を適量入れ、上から内側(芯)の塊を円の中心になるよう押し込みます。あまり押し込みすぎるとどんぶりが薄くなってしまうし厚すぎてもダメだし…と、ここで何度もやり直し。

蓋のほうは比較的簡単な形状なので、一回り小さい計量スプーンの外側のカーブでお椀型に樹脂粘土を盛って、ちょっと肉厚なお椀を作っておきます。

しっかり硬化するまで2週間くらい空けます。

硬化後、再び旋盤に取り付けて、段差・カーブをイメージして、どんぶりの形を削り出していきます。

さすがにここまで硬化だけで何日もかかってるので、失敗 → 振り出しに戻る → やり直し(泣)…なんてワケにはいかず、かなり慎重にビビりながら作業を進め…(笑)なんとか形になりました。

すごいなベビーパウダー!

ここから先は内側の芯を外して、どんぶりを直接旋盤に取り付けます。

こーゆー時、円のど真ん中(どんぶりの中心)に1mmの狂いもなく(しかも垂直に)穴を開けるにはどうしたらイイんだ?… なんて思いながらもテキトーに済ませてしまった自分が情けない(笑)。

まぁ、結果的に大したブレもズレも無かったから良かったのだけど。

蓋も同様に削り出していきます。

うむ、イイ感じじゃないですか♪

蓋の掴むところとどんぶりの底の部分は、旋盤の軸を抜いたらフチを残して内側を1mmほど彫っていきます。

穴埋め

プラリペアのほうが樹脂粘土なんかよりも、しっかり硬いので馴染むかどうか心配でしたが、なかなかイイ感じで穴埋めできました。

プラリペアは数分で硬化するので仕上げるのも早い♪

原型の完成

イイ感じで出来上がった!

…とはいえ、これ完成品じゃなくて「原型」なのよね(汗)。

…というワケで、次回はこの原型を元に「型取り」に挑戦してみたいと思います。

上手くいくかな?…(汗)

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@atorie_fake

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