焼き鮭定食①
前回の更新が1月30日。
気付けばもう桜の季節🌸🌸🌸 …冬眠でもしてたのか(笑)。
それにしても2ヶ月以上も空けるつもりもなかったのだけど、このところずっと補充制作ばかりだったので、書くこともあまりなく…。
今回の「焼き鮭定食」も、2月のアタマくらいから並行して始めてたのだけど、どれも遅々として進まなくなってしまい、とりあえず仕上げる順番を決めてひとつずつ片付けてたら、こんなに空いてしまいました。
もっとも、ブログの更新を気にすること自体、もうあまり意味もないと思ってるので無理もしないのだけど(笑)。
そんなこんなで、飛び飛びになってる作業と写真を繋ぎ合わせつつ、やっていこうと思います。
いや実に3ヶ月半ぶりの新作となりました。・・・すいません。
ちなみに今作も、すでにminneへの出品を果たしております。
1/6スケール『焼き鮭定食』
作業工程
鮭の切り身
鮭の身は、以前の「鮭といくら」「サーモンといくら」の親子丼を作った時に、一緒に作っておいた物です(だいぶ前ですなw)。
濃さの違う色の樹脂粘土をグラデーションになるよう並べ、成形します。
グラデーションが崩れないよう繋ぎ目を馴染ませます。
スーパーで見かけるような鮭の切り身の断面。よくある2つの形状を、硬化時3cmくらいになる大きさで作ります(実寸は約18cm)。樹脂粘土は硬化(乾燥)すると肉痩せするので1割くらい大きめに成形します。
この状態で数日置いてしっかり硬化させます。
硬化後、スライスして切り身にしていきます。
この時、仕上がり時に鮭の皮目が少し上に見えるよう、ちょっと斜めに切っていくとイイ感じかなと(…もうちょっと厚めに切っても良かったかも)。
続いて、鮭に皮を付けます。
白い樹脂粘土に透明感の出る粘土「すけるくん」を混ぜ、薄く伸ばした上半分くらいに茶色の粘土を重ね、切り身の厚みに合わせてカットします。
それを切り身の背に合わせ、成形。馴染ませたら皮目の表面にクシャクシャにしたアルミホイルを押し当てて凹凸を付けます。
皮の部分が硬化するまで置きます。
硬化後、はみ出た皮を切り落とします。
ヤスリ掛けで整えます。
だいぶ それっぽく なってきました…w
リューターを使って細部を作っていきます。
焼いた切り身の断面は、生の時と違って筋に沿って凹凸が出来るので、ネット画像等を参考に筋を彫っていきます。
塗装
切り身の断面の塗装
白い筋は、ホンの気持ち程度w… 焼き色もしつこくならないように…。
皮目の塗装
ドライブラシでトントンとシルバーを軽く入れただけで、かなり鮭感が増しましたw… その上から焼き色を、これもドライブラシで軽く叩くように。
最後にツヤを出そうと、グロスポリマーを塗って仕上げ… と思ったのだけど、ちょっとイメージしたのと違う!?…(汗)
これはこれで悪くないような気もしなくはないのだけど、やっぱりちょっと…なんていうか、焼き時間が長すぎたみたいになっちゃったか?… ツヤあるのに水分飛んでパサついてそうに見える(汗)。
…う〜ん。
それと、グロスを塗ると下地の色が濃く見えてしまう…というのも(忘れてたけど)確かにそうだ。
ここまでやってこんな失敗はあり得ないので、この個体はテストと割り切って、とりあえず塗装の仕方を変える。
まず、切り身の焼き色をつける前に、身の色味もさらに淡くグラデーションが出るよう、下地の樹脂粘土の色よりも明るめのサーモン色で濃淡を付け、切り身の面の焼き色は実際のサンプル(ネット画像等)よりもかなり少なくし、仕上げのグロスも筆塗りではなく、リップブラシで軽〜く擦り付ける程度にしました。
この塗り直し工程の写真がないため、説明文のみで分かりづらくてすいません…。
3cm程度のミニチュアの塗装は難しい…😅
実際にあるものだから、実物通り写真通りに色を付ければイイというワケでもないなぁ…と、ちょっと分かるようになってきましたw
この写真のようにものすごいドアップでずっと見るものなら、どれだけ精密でもイイのかもだけど、こんな手のひらに収まるようなサイズのミニチュアは引きで見るコトも多いのだから、そのサイズ感の中で違和感のない色になってないといけないので、ある程度の省略やデフォルメが必要だなぁと。
…なので僕的には、この塗り直した鮭の仕上がりはギリギリのラインかなと。これ以上やっちゃうとたぶんダメ(笑)。
今回はひとまずこれにて。
付け合わせ等々ちょっとあるので、次回で収まるかな?…という感じですが。
minneにて出品中
@atorie_fake