作品No.12_夏休みの工作 -2020- ①
梅雨が明けて、久しぶりの花見川沿い。猛暑を避けて夕方歩いたのですが、西陽の中に見つけた「セミの抜け殻」。周囲はセミたちの大合唱。なんとなく物悲しさを覚えるのはオジさんだから?…
…って、今回の内容とは関係ないですが「夏のひとコマ」ってコトで…w。
さて、今回は『ダイソーの300円スピーカー』をベースに「夏休みの工作」をしてみます。
けっこう前からエンクロージャー(スピーカーの筐体)の改造で、すでにイヤってほど記事や動画がネット上にアップされてるかと思いますが、それら(スピーカーの性能を引き出すようなの)とは別の、造形的アプローチで遊んでみたいと思います。
ダイソーでこのスピーカーを買った時に一緒に買ったのが、これ。
受け皿の裏を見ると、シールに「材質/ドロマイト」ってなってます。
ドロマイト?… ググってみると、珊瑚などが堆積して出来る生物由来の鉱石…なのだとか。…ふ〜ん。重さとか質感は素焼きのそれっぽいですが。
受け皿が何故か接着されていたので、マイナスドライバーを差し込んでパキッと剥がしてみると…
なるほど、この色は塗装だったのね。
では…始める前に、スピーカーのエンクロージャーの種類をちょっとだけお勉強。。。
メジャーなのはこの3種類でしょうか。
ネット上の自作スピーカーの記事をいくつか読んでると、なかなかどうして数学的?なアタマが必要なんだと思い知らされます。専門的なコトは正直ちんぷんかんぷん…w なので、音質向上がどうのというのは見なかったことにして、“雰囲気メイン”で作りたいと思います…w。
今回の植木鉢に形状的に合ってるのは、「バスレフ型(リア)」ですかね。密閉型にするには小さすぎるんじゃないかな?…と思うし、鉢には水ハケ用の穴も開いてるのでバスレフダクトにちょうど良さそう♪
作業開始!
という訳で、スピーカーの分解です。背面の四隅のネジを外します。
このサイズのスピーカーユニットにしては“背面の磁石が立派”だというのが、改造派たちの心をくすぐるようです(笑)。300円にしては、よくやってる!…のだそうです(専門的なコトはわかりませんが…)。
試しに植木鉢に乗せてみます。
ふむ…サイズはちょうどイイ感じ。このままスッポリ中に入るけど固定できないから、やっぱり鉢を2つに割るしかないなぁ。
手頃なサイズの木片があったので、特に定規も使わず分割線を入れて… せっかくなので、この前買った電動糸鋸の登場!…と思ったのですが(汗)
どう頑張ってもせいぜい高さ5センチ程度が限界。…となると手引きかぁ。。。固そうだな。
まずはちゃんと垂直に立つようにガイドを…と、ちょうどイイのがありました。ミニサイズのブックエンド(2枚で100均のヤツ)。これをマスキングテープで固定。
こーゆー“チカラ作業”はあまり得意じゃないんだけどな…
と、1〜2分ゴリゴリやってみると、あれ…意外とイケそう♪ …気を取り直し…
これを2つ。黙々と、ただ黙々とこなすのみ…w
最後の方でちょっと欠けちゃったり、若干ナナメってたりもしますが、最終的には元通りくっつけてしまうので問題ないかと(汗)。
スピーカーユニットをエンクロージャーから取り出します。
ケーブルを切りたくなかったので、箱の方を壊します(予備のスピーカーもあるので失敗しても…いや、なんなら半田ごてもあるので大丈夫ですが)。
このアンプ部分を別のモノに取り替える改造もネットでみましたが、今回はこのままこれを使います。
分割した植木鉢の内側に、スピーカーユニットを固定するための円形の台紙をボール紙で切り出します。
…そりゃ紙よりも、木材とかMDFにすべきですが(汗)キッチリ固定すれば問題ないかな?…と。
台紙に重ねるスチレンボードも同様に切り出します。強度もそうですが、厚みがある方があとでフチを埋める時にやり易いかなと。
ユニットの裏側にスチレンボードを重ねた台紙を木工用ボンドで貼り付けます。ケーブルは、断線を防ぐためにグルーガンで固定しておきます。
分割した後ろ半分の方にバスレフダクトを付けます。
この時点ではだいぶ長くて太いダクトになっていますが、後々改良しつつ進めることになります。。。
ひとまず、仮組み!
ノーマルの300円スピーカーと聴き比べ
この時点では、テープで仮止めしただけの植木鉢は全体的にスカスカで隙間だらけなので、キンキンに硬い音になってます。低音も逃げてしまって、ノーマルの方がしっかり聞こえます。
…ま、この辺は想定範囲内ってヤツだけど(汗)。
次回は内側の加工とパーツの貼り合わせ等々…。ちゃんと最後まで(納得いくまで)出来るかな?…(笑)
@atorie_fake