作品No.13_MUCHA_DANCE ⑥
今回は、ほぼほぼ前回進めた工程をやり直す回になってしまいました。…もっとも、試行錯誤や紆余曲折は最初からあるワケでしてw… 三歩進んで二歩下がる♪…
アルフォンス・ミュシャの「ダンス」の立体化に取り組んで はや数ヶ月。1/6スケール 約30cmのフィギュアを制作中。
こんな状態で年を越した彼女。名前があればいいのだけど(…って、付けるのもキモいすけどw)…前回、とりあえず髪の毛が途中だったので、その続きから始めたいと思います。
作業工程
髪は、カーブを付けた状態で乾燥させた石塑粘土を組み合わせて成形していきます。接着は水と水で溶いた粘土を使います。
木工ボンド(あるいはゼリー錠瞬間接着剤とか)でも接着出来ますが、あとで修正が効かなくなるので同じ粘土を使うのがベスト(…って、あとでホント助かるコトに)。
接着と乾燥を繰り返し、細部も少しずつ足していきます。
それっぽい形になってきました♪
…と、思って仮組みをしたところ、どうもしっくりこない(写真ないすけど…汗)。よくよく見てみると、なびいてる髪がちょっと長いし、広げすぎてしまった感じ(汗)。。。
ここまで、こんだけ時間かけて(遊んで)るんだから、中途ハンパなのは良くない。
さぁ、やり直しましょう。
修正
もちろん最初から作り直すのも、やぶさかでは無いですが(笑)とりあえずダメもとで修正してみるコトに…
髪の伸びてる向きを変えるために、水分を含ませて粘土を柔らかくしよう思います。
柔らかくしたいところにティッシュを巻いて、そのティッシュにスポイトで水を浸み込ませ少し置きます。
やり過ぎは、粘土が戻り過ぎてしまうので要注意ですが、イイ感じで向きを変えるコトが出来ました。
比較のためのBefore写真を撮ってなくてすいません(最初は失敗するつもり無かったのでw…汗)。この写真は、髪の長さを詰めた修正後のものです。つなぎ目の周りに粘土を盛って乾かします。
あとは、ヤスリでつなぎ目を消し、仕上げに髪の線をナイフで入れていきます。
つなぎ目はどこだか分からないくらいになりましたが、折れた箇所を繋ぎ直してるので強度は下がってるだろうから注意は必要。。。
毛先の細かいパーツを付け足していきます。
とりあえず、髪の毛(頭部:左側)はこれで良し、と。
続いて、右側の髪を作るんですが、その前に… 頭を少し小さくしようかな。
顔の方はいじらずに、後頭部を少し落としてみました。
少しスッキリした頭wに、右側の髪の毛のアタリを描き入れて、カツラみたいな型を取り、そのパーツに髪のパーツを乗せていきます。
ある程度出来てきたので…
髪の毛、幅と長さの修正は出来たけど…ちょっと高さがありすぎるかぁ…。
う〜ん、そっかぁ…(汗)。 ま、やりますよ。当然♪
というワケで、次回も再度修正…w
台座
続いて台座なんですが…
前回作った半円形の台座はボツにします。
元絵の四角い枠のイメージでやろうと思ってたのが、そもそもの勘違いで、横幅の制約があると奥行きとの距離感のウソ(平面と立体の差)みたいなのが出てしまって収まらなくなってしまうので…
ここはひとつ、台座は雰囲気優先で作りたいと思います。
電熱線の発泡スチロールカッターも、ちょっと使い慣れてくると楽しい。
だいたいのアタリを付けて土台の位置を決めたら、木工ボンドでフィギュアの土台を接着します。
こっち(台座)はもう先に色つけちゃおうと思います。
ダイソー木粉粘土を水で溶いてゆるくした中にアクリル絵の具で色を付けます。イラストのバックを参考に、薄いベージュに黄色とオレンジが混ざったような感じにします。
塗りたくります♪
土台と発泡スチロールのつなぎ目を覆い隠すように粘土を盛って、なだらかにしました。
…徐々に形になって来てますが、髪のバランスが悪いですね。髪の長さは悪くないはずなんですが、どうしてだろ?… カメラのアングルじゃないし…
あ… 体の向きと髪の流れる方向が違うからかも?… ってコトは、要修正。
台座も出来たし、そろそろバックの装飾にも手を付けなきゃですが…果たして、ちゃんと完成するんだろうか?…(汗)
(かかる時間は別にしても…)ちょっとゴールが見えてきた感じもしなくはないですが、ま…納得するまで完成じゃない…という感じで(笑)。
…っても、なんだかんだ僕は詰めが甘いからなぁ…。
@atorie_fake