雨蛙
今年ももう梅雨。早いですねぇ。
この辺りは今のところ雨はそんなに…って感じだけど、梅雨寒で昨日まで過ごしやすい気温の日が続きました。
このところ、ブログはだいぶサボっちゃってますが(汗)最近ちょっと『樹脂粘土』の練習中でして。前回のヤツもそうでしたが、今回も樹脂粘土を使って何を作ろうかなと…どうせなら梅雨っぽい感じのを。
…と先日、録画しておいたNHKの「ダーウィンが来た!」で「アマガエル」をやってたのを観たばかりで、それを思い出したら他の発想は出ず…(笑)。
去年の梅雨も「カタツムリ」なんてのを 作ってみましたが、思った以上にフツーな仕上がりになってしまって、あまりカワイくもなく。。。
そんなにリアルにするつもりもなかったのに。…デフォルトでフォルムがカワイイものは、かなりデフォルメしないとダメなのか、と思ったっけ。
なので、今回は画像検索もそこそこにやっていこうと思います。
ラフ。 …というか、なぐり描きですかね。
作業工程
カエル
まずはカエルの色合わせから
写真の色味で白の粘土がクリーム色っぽく映ってますが、フツーの白です。
グリーンとイエローのはダイソーの樹脂粘土。白はキャンドゥやセリアで売ってるモリトクのもの。
粘土の硬さはメーカー差というより、個体差があってマチマチ。水分が多いとパッケージからキレイに取り出せない(笑)。
ただ、ダイソーのものは硬化後の硬さがちょっと弱い気がしなくもない。
まずは顔・胴体の部分から。
目というか、まぶた部分?は何度やっても塊から上手く成形できなかったので、別パーツにして後付けました。樹脂粘土は柔らかいうちは水で伸ばせるので、接合面に綿棒でちょっと水をつけて押し付けたら、ちゃんと付きました。
手足も別パーツとして作っておいて、こちらは硬化後木工用ボンドで接着します。
指先等の細部は硬化後カッターで削り出します。
乾燥時間を考えたら、胴体部分のほうには芯を入れるべきだったか?…
アルミホイルを固く丸めたものを芯にするとイイというようなコトをどっかで読んだけど、樹脂粘土の10〜15%ほど縮むっていう特性を気にし過ぎて、下手に芯なんか入れたら乾燥中に割れたりしないかと(汗)…いや、伸びやすい粘土だから割れるようなことはないか(笑)。
というワケで、樹脂粘土が固まるあいだに台座のほうを作っていきます。
台座
どれも100均で買ったものばかり。
アマガエルのイメージから木の枝よりも田んぼのほうが…って気がしなくもないですが、アマガエルは樹上性で、基本的には木の上で生活する生き物だそうで。
ニホンアマガエルも英名は「Japanese tree frog」って言うらしいし。
田んぼで見かけるイメージがあるのは、5〜6月頃に繁殖・産卵のために水辺にやってくるからだそうで、梅雨の時期とも重なるからなんですね。
葉っぱ、色画用紙なんですが、耐久性考えたらプラ板とか使うべきですが、こっちのほうが工作っぽいので良しとします…w
思った以上になぐり描きのイメージが形になって、ちょっと気分が良い♪
台座はこれで良しとして…続いて
カエルのお目々
この目ん玉の作り方は、最近別件でちょっと試行錯誤してたんですが、ようやく失敗しないようになってきたものです。
一番の難点は、小さい!…というコト。
3mmくらいに丸めた黒目(樹脂粘土)に透明のテグスを刺して、粘土が固まるのを待ちます。
テグスは比較的太めのを選びました。あまり細いとやりづらいと思うので。
硬化した黒目の周りにレジンを塗っていきます。
100均のレジン液は5gくらいしか入ってないので、2〜3本まとめて別の保存容器に移して使います。
こうすると気泡も抜けて、そのあとも気泡が出来にくくなるのでラクです。
3mm(硬化後はもうちょっと小さくなる)くらいの黒目は、レジンがレンズみたいになるのか、5mm程度?…ちょっと大きく見えます。
カエルの成形
胴体部分はまだちょっと硬化しきれてない感じもしますが、表面を削ったりする分には大丈夫でしょう。
カッターとミニルーターで成形していきます。ちなみにこのルーターはダイソーの600円の電池式のヤツ。パワーはないけど(笑)このくらいの作業にはちょうどいい。音も小さいし。
アマガエルの手、指は4本(後ろ足は5本みたいだけど)…ってか、カタチが人の手(笑)。
目ん玉の入る窪みもルーターで彫ります。…ただ、ここではちょっと時間かかりそうだったので、別のパワーのあるルーター使っちゃいましたが。
色つけ
アクリル絵の具で塗ります。
目の内側を白くして、目ん玉の透明部分(レジン)を通して白目に見えるよう…
目ん玉はテグスを切って、ヤスリをかけて均します。削り跡が白く残っても、最後にレジンでコーティングすれば、ほぼ見えなくなります。
いざ目ん玉をハメてみると、思ってたのとどっか違う気がする。。。(汗)
コーティング
今回使った、KIYOHARA LED Coating は、普通のレジンと比べ、サラサラしていてキャップに刷毛もついてるので扱いやすい。
ただ、100均では買えない。Amazonにて、8g入りで1000円前後。いろんなメーカーから出てますが、僕も初めて買ってみたので KIYOHAHA のコーティング液はアタリだったかな。使いやすくてキレイに仕上がる。…もっとも、他を知らないから何とも言えないのだけど。
完成
まぁ、なぐり描きからのスタートと思えば、一応は形になったなと(笑)。
葉っぱの水滴もレジン(100均の)で表現。葉っぱは紙なので、もっと滲みたり流れたりするかと思ったけど、ちゃんと表面張力効いてる感じが出てるし♪
概ねイイ感じかなと。
@atorie_fake