ミニチュアの角皿②
オーブン粘土を使ってミニチュア(1/6スケール)の和っぽい感じの角皿を作っています。
2回目の今回は「焼き」と「仕上げ」になります。
前回は型を作って成形まででした。
1日置いて乾燥させました。乾燥中に変形したりもなく、イイ感じ。
…でしたが、
…!っと いきなりやってしまいました(笑)。
乾燥後、どのくらいの強度なのかと軽く(ホントに軽く)力を入れたら割れた…。このモロさは、昔懐かし駄菓子屋のソースせんべいくらいかもw…。
この、焼く前の段階にヤスリ掛けで整えたり…ってつもりでいるのだけど、さすがに1mm程度の薄さでは慎重に扱わなくては…(汗)。
あとから追加した細い幅の長皿の型からは1枚しか作ってなかったのに、それを割ってしまった…また作り直したのだけど、粘土に水分がちょっと多かったのか若干成形が上手くない。…ま、テストってコトで目を瞑る。。。
作り直した皿もしっかり乾燥したのち、台所へ。
焼きに使う電子レンジ。これのオーブン機能なんて、ずいぶん前に焼き芋作った時以来か?…(笑) レンジの製造年見たら2009年と少々お古いですがw 一応ちゃんと(温度・時間設定等の)オーブン粘土を焼く条件は満たしてるみたい。
作業工程
焼成
焼くのを「しょうせい」って言うんですね。
ふむふむ、オーブンの天板の上にアルミホイルを敷いて、間隔を空けて皿を置く…っと。
オーブンの温度設定160〜180度で30分、長めに焼くと強度が増す、焼きが足りない場合は10分ずつ様子見ながら足していく…なるほど。
小さく薄いものなので、とりあえず160度で30分。これで十分だろう。
…って、ただターンテーブルを見ててもしょうがないので他に出来るコトをします。
30分後。。。
…緊張の一瞬。
!…どうやらちゃんと焼けたっぽい!
直後は熱いので火傷に注意!…だけど、モノが薄いので冷めるのも早いw…
焼く前の表面はサラッとした粘土色だったのだけど、上手く焼けると少し色が濃くなって砂をまぶしたような柄になるとのコトなので、成功みたいw…
ん?… なんかひとつ変なのが…
あ…前回、コピー用紙が濡れて張り付いちゃったヤツか。
試しにひとつ、ヤスリを掛けてみる…
ヤスリ掛けした感じでは、思ったより削れるのでまだちょっと硬さが足りないのかな?… ま、ある程度強度は出てるみたいだから焼きを追加するのはやめて、とりあえず着色へ。
着色
ありがたいコトに、アクリル絵の具が一番相性がイイみたい(使い慣れてるってだけですがw)。
…といっても、単色で軽くササッと(うるさくない程度に)それっぽい雰囲気になれば…という感じなので、こんなもんかなぁ。。。
仕上げ
乾いたらコート剤を塗ります。
けっこうサラッとした液体で伸びがよく塗りやすい。
数回塗り重ねるコトでツヤが増す…とのコトなので、3回塗ってみます。
コート剤が乾いてから塗り重ねます。写真では伝わりづらいですが、塗った分の違いは出てます。。。
コート剤乾燥後、今度は100度のオーブンで15〜30分加熱して完成。
…が、僕のレンジ、何故か110度設定しかなく、その下はいきなり40度設定になってしまうので、仕方なく110度で15分。
完成
いやいや、初めてにしては上手く出来たんじゃないでしょうか?… 質感といい適度な重さといい、すごくイイ感じ♪
造る形にもよるけど、作業は比較的簡単だし。
…てか、単純に楽しい♪
…ただひとつ、失敗というワケでもないのだけど…
焼成後は10%ほど縮むって書いてあったから、鵜呑みにして型のサイズを1割マシくらいで作ったら…
どう見ても2mm(4%)程度しか縮んでない!…(汗)
5mmは縮む計算で作ったのに… 1/6で3mmってコトは実寸で2cm近く違ってくるので(大した誤差ではないかもだけど)ちょっとイヤ。。。
ま、型の作り方なんかはけっこうイイ感じだったので、作り直せばイイだけの話。それに桐材で作った型が粘土の水分吸って表面がだいぶ凸凹してしまって…。
粘土側の表面も、木目が変なシワみたいになって出てしまってるので、これもヒノキとか水に強い木材から作り直すかな。
ついでに強度も確かめておきます。
割っちゃったヤツを使うよりも、先ほどボツにした(コピー用紙が張り付いちゃった)ヤツのほうがわかりやすいと思うので、これを胸元あたりの高さから落としてみます。
…いや、まぁ普通の皿だって茶碗だって、落とせば割れるのだし。これはこれで当然の結果で、とりわけ脆いわけでもない。
オーブン粘土で焼物の皿を作るっていう“初挑戦”としては、大成功♪なんじゃないかなとw…
@atorie_fake