1/12スケール「畳」
畳のミニチュア自体は以前「ディスプレイケース」の時に1度やっていて、1/12スケール(一般的なドールハウスのサイズ)のも、その時ひとつだけ “ついでに” というか “試しに” 作ってるのだけど…
1/12スケール畳
サイズ:約 72mm × 146mm × 8mm
リアルな畳の目とは編み目が違うので、実際には“畳風(たたみふう)”なのだけど、却って適度なデフォルメになってるかな〜?とは思う。
…で、その後 通販サイトminne でディスプレイケースを出品すると「#ミニチュア畳」での検索が何度か目に入って、やっぱり探してる人は多少なりとも居るんだ、と知る。
そんなワケで、改めて単品として作ってみるかなと思い、い草のマット・ござを近所で探したのだけどどこも品切れ。…ま、物が物だけに冬の寒い時期には置いてなかったのだろうけど。
…で、やっと5月に入ってから、ダイソーで発見。去年はセリアで同じサイズのものが110円だったのに、今年は(セリアではまだ見てないけど)330円!… まぁそれでも十分安いと思いますが。
天然い草のござとスチレンボード。
とりわけ100均商品に拘ってたワケでもないですが、ホームセンターとかで探すと商品として“しっかりしてる”ものばかりで(当たり前ですがw)そーゆーのは、ミニチュア工作の材料には向かないので…w
…そんなワケで(作業工程は、ほぼ以前の繰り返しになるかもですが……汗)
作業工程
まずはスチレンボードを1/12サイズにカットします。
余談だけど、ダイソーのスチレンボードも品質が変わった。たぶんコストカットの方向だろう。別紙で入っていた商品名「colorboard」と書かれた紙は包装のポリに直接印刷、ボードの表面に貼ってある紙の質もツヤ消しから半ツヤくらいの紙に変わった。…だからといって、使用上なんの問題もないのだけど…w それよりもサイズダウンしないでくれてありがとう。
続いてい草のござをカットしていきます。
畳サイズのスチレンボードの幅に少し余裕を持たせて切ります。
元サイズ 60×120cmから、ちょうど7枚に切り分けられました。
畳1つ分に、左右1cmくらいずつ余裕を持たせてマスキングテープを貼って、その部分で切り分けます。この時経糸(たていと)を切ってしまうのでテープで仮止めしておかないと、い草がバラバラにほどけてしまいます。
1枚から6畳分切り出せました。
なので一応、ござ1枚から合計42畳分取れる計算にはなりますが、天然物だし値段なりの品質なので、使えない部分も全体の3分の1くらいは出てしまう(笑)。
ボードにい草を貼ります。
い草の目を寄せるのがミソ。同時に経糸が斜めになったりしないよう、キレイに平行になるように調整。
畳のフチ
畳のフチの布を「畳のヘリ」と言い、正式名称は「畳縁(たたみベリ)」というのだそう。
以前作った時は、ノリ付きのそのまま貼れるものを使いましたが、今回はサイズの大きい1枚布を両面テープで貼っていきます。
そのまま貼れるヤツは同じ柄を揃えるのが難しく、また100均とはいえ10×50cmのサイズではあまりお安くない…w
ちなみに今回用意した布はその11倍のサイズ。770円なのでちょっとお得!…と思いきや両面テープ(けっこう使うの)で相殺かな?…
あと、ロータリーカッターはスグレモノ。なんで今まで使わなかったのか?…と思うくらい(笑)。
畳のフチを包むのに、幅15mm(長さは畳より長めの18cm)で布を切り出します。ちょうど同じ幅の両面テープがあって良かったw
フチを包むように折り込んでいきます。
ボンドの水分が抜けて、その分スチレンボードの表面が縮むのかな?… なので裏側にも同じコトしてやるとまっすぐになります。
これで畳は完成ですが、これでは以前のただのやり直しなので、撮影用に簡単な和室を組んでみました。
ほぼ1日で作ったので、細かいところはザツですが(笑)ぱっと見で勝負。
材料はスチレンボードと各種角棒材・木目シート、色画用紙に半透明プラ板…くらいかな? 襖もレールは無く、裏からテープで止めてます(笑)。
これだけでは味気ないので…
いつもなら、石塑粘土とかで簡単な素体(頭や胴・手足を針金で繋げただけの人形)を作って済ますのだけど、今回はこんなものを用意してみました。
既製品を使うことで、ハンドメイド物がどう見えるか?… みたいな。
…てか、それにしても色々ちょっと怪しい(笑)。
そもそもAmazonの商品ページには、バンダイの“バ”の字もパッケージ写真も出てなかったのだから、何も気にはしてないけど…
そもそも正規品2体分の値段じゃなかったし(笑)。ま、イイでしょう。。。
テーブルしかない(笑)。
…ま、畳の使用例なので、これで正解です♪
畳の目の粗さが適度なミニチュア感を出してるかな…と思いますが、どうでしょうか?…
い草の香りが良いなと感じるのは、どうやらバニラと同じ香り成分「バニリン」が含まれるからなのだとか。…そうなのか、僕が柔道経験者だからってワケじゃないのね?…(笑) てか、昭和のあの頃から柔道場の畳は表面ビニールだったっけ。
@atorie_fake