冷やし中華 -retry- ①
梅雨明けて、暑さも本番(汗)。
「はじめました」というには少々遅いですが、minne出品に向けて「冷やし中華」を作ろうと思います。
“retry”のタイトル通り、去年の8月に1度作ってるのですが、この時はまだネット販売的なコトは具体的に考えておらず、どっか頭の片隅に芽生えたかな?…くらいだったと思います。
その去年の分を読み返してみても意外とちゃんと書けてる(笑)ので、出品するにしてもブログでやり直す必要はないかと思ってたのだけど、備忘録&上書きのつもりで更新しようかなと。
…と、言い訳みたいな前置きしましたが、これが去年の冷やし中華。
まだこれといったミニチュア料理を作ってなかった頃の割には、意外とよく出来てるかなと思わなくもないですが…
ダメ出しをしてみると… トッピングの具材、トマトとハムの間はチャーシューなんですが、イマイチなんだか分からない(笑)。それにハムもチャーシューも棒っきれみたいで硬そうに見える。トマトの透明感がない。ワカメが濃いetc…
あと、今見て致命的にダメな点は「麺が見えてない」こと。
けっこう頑張って麺を作ったのに、チラとも見えてない(笑)。確かにトッピングが多いほうが美味しそうに見えると思って、そうしたと思うのだけど…これではねぇ。。
…あと、割り箸の箸袋に「おてもと」の文字がないのも試作っぽいw
…などなど反省点を確認しつつ、いざ!…
1/6スケール「冷やし中華」
作業工程
まずは器から。
ガラス皿
ガラスのお皿に関しては、去年と全く同じものを作ります。
ヒートプレス
適切な大きさにカットした透明下敷きを加熱して、型に押し当てます。
透明下敷きの材質(PVC:ポリ塩化ビニル)は厚さにもよりますが、一般的なプラ板(PS:ポリスチレン)よりも硬く、加熱してもあまり伸びが良くない感じなので、プラ板よりも失敗する率が高い(笑)。
この透明下敷きの厚みは0.7〜0.8mmだと思われますが、あとで出てくる1mm厚のプラ板よりもだいぶ硬いです。
上手く型が取れたら、切り出してヤスリ掛けをします。
…上手く出来た、と思うのだけど何か違う…?
何故こんな風になってしまったのか?… 理由が分からないのだけど、何枚か複数作ってもみんな同じような感じになってしまった。ヒーターによる加熱時間のせい?…
理由が分からないのは気持ち悪いけど、見ようによっては凹凸ガラス(型板ガラス)のようで、却って涼しげに見えるので “怪我の功名” ってコトにしておこうかなと思いますw…
んなワケで、レジンで仕上げていきます。
うむ、涼しげ。(どうせなら、こうなったプロセスをちゃんと理解したい)
今回は、冷やし中華に「ハーフ餃子」をプラスしてセットメニューにしたいので、それ用の小皿も作ります。
これは今回用に新しく型を作りました。
角皿が醤油皿で、丸いのが餃子のお皿。
丸皿の直径:2.2cmは、実寸で約13cm。ハーフ餃子(3つ分)のせるのに丁度いいサイズの小皿。
先ほどと同じ工程で成形します。両方とも1mm厚のプラ板を使用しています。
イイ感じです♪
やっぱり(暑いのはキビシいけど)気温が高いとレジン液の状態が良いので気泡が残らずキレイに仕上がりますね〜。
中華麺
食材、まずはメインの麺を作ります。
去年は “初めて作る” というコトもあって、麺の作り方を色々ググったりして結局…
今回はこんなモノを作ってみました。
…ぱっと見、なんかよくわかりませんが(汗)。。。
市販のクレイガンみたいに粘土を押し出す構造になってます。
…なら、素直にクレイガンを買えば良かったのだけど、Amazonで注文してもすぐ届きそうにない。
僕としては、思い付いた “今” すぐにやりたいワケでw…
なので、何か有りモノで出来ないかと探してたら、洗面所の棚に使ってない(壊れてる)シャワーヘッドがあったので、ダメ元でこれを使ってみるコトに。
ちなみに、シャワーヘッドの細かい穴にプラスして、0.5mmの穴を20箇所ほどピンバイスで空けてあります。元々の穴は0.5mmより小さいので、たぶん0.3mmくらいかな?…
押し出しの円柱の範囲で、だいたい50個くらいの穴が空いてます。
中華麺の素を樹脂粘土で作ります。
すけるくん50%程度だと、正直 “透明感” はあまり出ませんが、茹でた麺の “光が透けるような感じ” は出ます。
…余談ですが、そのうち「お刺身」とかも作ってみたいので、すけるくんは必須なのだけど、刺身とか果物とかの透明度を出すには、かなり多めにすけるくんを入れなきゃならない。すけるくんが多い(例えばすけるくん100%に絵の具で色を付けるとかの)場合、ベタつくのでかなり扱いづらいんだよなぁ…。どうやって成形していけば良いんだろ?… なんて思ったりしてます。。。
樹脂粘土を型に詰めます。
体重をかけるくらい思いっきり押し込んで、やっと出てきます(笑)。
おぉ!… 思った以上に思った通りの麺が作れました♪ …難点といえば後始末がちょっと面倒。型の内側にガッツリ押し付けられた粘土をしっかり取り除かなきゃいけないので。。。
出てきた麺を根元からハサミで切り落とします。この時、下には粘土が付かないようポリエチレンを貼った台紙に落とします。…粘土用のシリコンシートでも大丈夫かと思いましたが、それはちょっとベタつきました。
少し乾燥させたほうがやりやすいですが、麺を潰さないように楊枝の先で丸く成形します。
このくらい出しておけば、大丈夫かな?… 皿に盛り付ける際には、軽く水を霧吹きすることで形を整えられるし。
トッピングの具材
トマトとワカメ以外は去年のストック分が使えそう。
適切なサイズにカットしていきます。
去年の失敗を踏まえて、麺が隠れないよう少し短めにしてあります。
盛り付けの準備が整いました。
…が、続きは次回となります。
それにしても暑いですねぇ…
昨夜の雨から一転、今日も35度を超えるそう…(汗)
……散歩は夕方だな。
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押し出し口の形がたくさんあるから、ひとつくらいは持っててもイイかな。
minneにて出品中:1/6スケール ひんやり『冷やし中華(とハーフ餃子)』
@atorie_fake