ためしにつくる①
僕的には、初めて作るもの・作ってみようってものは須く「試作品」。文字通り“試しに作る”と書くワケで…。
そういった意味では今回に限ったコトでもなんでもなく、いつだって新しいものを作ろうっていう時、最初に出来上がるものはみんな試作品と言えるのだけど、そのままminne(通販サイト)にアップ出来るものが出来ればもちろん作品としては“成功”で、やり直しを余儀なくされると試作品扱い(笑)。
今回作るものに「試作」なんて言葉をあえて使っちゃってるのだけど、仮にこれがイイ感じで出来上がったとして、不特定多数(…てか少数かな?😅)の方に欲しいと思ってもらえるのか?…ちょっと分からないのだけど、文字通り「試しに作ってみる」のであります…w
そもそもは…去年の暮頃。僕の拙い作品をよくお求めくださる、あるリピーターさんからのご要望と言いますか、今あるディスプレイケースでは飾りづらくなってきたので、「大きな部屋みたいなものがあればなぁ〜」とのコトでした。
そのリピーターさんは純粋に想いを語ってくれただけで、別に制作を懇願されたわけでもなく、ただただ嬉しいお便りだったのですが…
でも、ふと思う。なるほど…そうだよなぁ と。
僕的にも現在出しているディスプレイケース(2種)は、アリっちゃアリなのだけど、そのメインのケース自体が100均のケースなので、ハンドメイドのパーセンテージを思うと「?」が残る…と言えなくもなく…
…余談ですが、定食のミニチュアに関しては、時折ほかの方からも新作メニューの案となりそうなリクエストも頂いたりしますが、追々やりたいなと思いつつ、ホワイトボードのメモが溜まる一方。。。
で、今年に入って、新年のご挨拶かたがた「大部屋のイメージ画」をそのリピーターさんに見てもらいました。
「細部はまだ作ってみないと分かりませんが、雰囲気はこんな感じかなという絵です。」と、リクエストにお応えする意向を示したところ、たいへん喜んで頂けました(笑)
…ただ、完成までの時間は読めないので、ゆっくりお待ちいただくというコトで。
“大部屋”なら平面(同じ高さ)でテーブルを3列並べたほうが宴会席みたいで、それらしくなったのかもと思わなくもないですが、これ自体はジオラマのベースではなくて、ディスプレイケースなので“ディスプレイするコト”を意識したら“ひな壇”になってしまいました…😅
透明部分がカーブなのは、薄めのプラ板の使用を想定してるからで、平面2枚にしてカドのラインが目立つよりは良いし、硬めのアクリル板を熱で曲げたりするよりは(薄いプラ板じゃ強度は だいぶ劣るけど)作業工程もコストも全然良いハズなので。
…と、前置きはこれくらいで、試みてみます…w
ディスプレイケース大部屋ver.
作業工程
箱
イメージ画を参考に箱を作ります。
まずは工作用紙とスチレンボード。
このダイソーのカラーボード(黒)、お店にいつも置いてあるワケでもないので見つけたらとりあえず買っときますw …そういえばちょっと前、よく行ってたダイソーの店舗ひとつ無くなっちゃったんだよな…😭
そこの施設がリニューアルでいろんなテナントが閉店したのだけど、リニューアル後ちゃんとダイソー復活してくれるかなぁ…
工作用紙でまず各パーツの型紙を切り出します。
とりあえずの決め事は「設置面積はA4サイズ」というコトだけ。それを基準に他パーツのサイズを決めていきます。
スチレンボードに型紙をのせ、鉛筆でアウトラインをなぞって切り出します。
側面の壁
2mm厚の白ボードは、ひな壇パーツの横幅を勘違いして(フチの1cm角木材と5mm幅のボードとの間に誤差が出て)しまったので、隙間を埋めるために付け足したものなので、ミスなくカットしていれば本来は無くてイイのだけど(汗)却ってこのほうが制作工程としては良かったかなと。
側面のフチにはジョイント用の2mm角棒を接着します。
…黒マジックで塗ったところは隠れるので良しとしますw…
背面と底面、それぞれボードのフチに2mm角の溝のある角棒材を接着します。
ひな壇
各段が直角になるよう、補強を兼ねて裏側に角棒を当てます。
ひな壇の縦の面に木目シートを貼ります。
シートとシートの間は0.5mm ほど開け、下地の黒いラインを覗かせます。
畳
…ここは今までもやってるので工程は割愛しますw
結構ギリギリのサイズで作ってるので小さめサイズの畳です。これに関してはノンスケール。
組み立て
ひとまず、大方のパーツは出来ました。
組み立てと言ってもそれぞれフチの溝にジョイントの凸部をはめ込むだけ。
畳をのせてみます。
完成までは まだちょっとありますが、最初のイメージ画をかなり再現出来てるかなと♪
…あとは外壁(外側)は、リピーターさんの意向も聞いてるし、イメージもあるのでなんとかなると思うのだけど、問題はカーブにした前面の透明プラ板カバーをどう取り付けるか?…(出来るだけ簡単なのが良いのだけど)
問題の先送り→次回なんとかなるだろう。
という感じですw
@atorie_fake