『箸置き』を作る①

師匠へのプレゼントで「箸置き」を作るコトになりました…w

僕の師匠は(「このサイトについて」でも触れてますが)漫画家の立原あゆみ先生。

僕も以前は漫画家を目指しておりましたw …詳細は省きますが、漫画からは離れてしまいましたが僕(…と同様に我が道をいく先輩の“ボンちゃん”)はたぶん最後まで師匠の傍に居るのだと思います。

…で、毎年この時期になると、ちょっと悩むワケで(笑)。

師匠の誕生日が近い。 去年はminne出品でホンのちょっと実入りがあったので、ちゃんとプレゼントを“買って”お渡ししたのだけど、それまでは(過去にブログでネタ半分に書いてるけど)何かしら作ったものを渡したりしていた。

なので、去年からはもう“何かを買ってプレゼントとする”つもりでいたのに…

2ヶ月ほど前のある日… 師匠のお気に入りらしい陶器のお店に付き合った時、師匠は奥さんに可愛らしい箸置きを選んだのだけど、どうも自分の欲しい感じのが無いようだったので、つい…(要らぬコトとは言いませんが😅)「オレ何か作りましょうか?」とか口走ってたのでした。。。

「お!そうか、それじゃオレの誕生日 それな!」みたいな。😅

そんなワケでプレゼントに悩む事は無くなったのけど、今の現状的にちょっとマズったかな?…minneの出品とは別にオファー受けてたり、出品のほうもSOLDOUTが多くなってきてたりと、なんやかや立て込んでるのよね…とか思いつつ、言ってしまったものはやるしかないワケで。

幸い時間はまだある、なんとかなるだろう…とその時は思いつつ…。

「箸置き、やっぱ元気丸がイイかなぁ」というリクエスト。

「元気丸」というのは師匠が可愛がっていたワンコ(シーズー)で、亡くなってもうずいぶん経つけど、別のペットを飼うでもなく元気丸の思い出といつも一緒にいるようで…。

元気丸の箸置きか… 師匠の家の居間でぺたんと伏せている元気丸を思い出す。

ああ、こんな感じw… なんとか形になりそう?

というワケで…作品名的には

「ワンコの箸置き」

作業工程

まず、どうやって作るか考えた時に、原型を元に複製できるなら、それに越したことはないので、型取りできるデザインにしたい。もっとも、先のラフ画もそれ(上下から挟み込んで成形)をイメージして描いてるのですが…w

原型

原型は樹脂粘土で作ります。

硬化後、しっかり固くなるモリトクの樹脂粘土を使いますが、真っ白だと形が取りにくい(写真も撮りづらい)ので黒をちょっと混ぜてグレーにします。

そういえばダイソーなんかは樹脂粘土のカラーバリエーション多いんだから、グレーくらい出してくれても良いのにな…と思ったけど、やっぱ需要は少ないのかなw 

ラフのイメージを成形…と、ついでにもうひとつ…

右のもポーズとしては可愛くなりそうだったのだけど、やっぱり上下からの挟み込みでは型取り出来そうもないのでやめときます(そんなスキルも無いのでw)。

厚みが1cm近くあるので、しっかり時間を置いて乾燥・硬化させます。

硬化後、細部を成形していきます。 僕の活動サイクルもありますが、硬化に2週間以上は放っておいたと思います。

前足や尻尾の形状をカッターやヤスリで起こしていきます。僕にしてはゆるい造形w …というのも、複製にはオーブン粘土(というハンドメイド焼き物に使う、扱いが土に近い粘土)を使いたいので、あまり細かい造形は再現が難しいだろうなと。

顔は、目と鼻さえしっかりバランス良く出来ればOK。造形的にはここが一番注力必須!…と意気込んだのだけど?…

ん? …パーツを合わせてみる。 んん?…

う〜ん、いや、大丈夫な はず…(汗)

たぶん耳を付ければ大丈夫だ!… と言い聞かせ、次に進みます。

以前、こういった作業は「プラリペア」というのを使っていたのだけど、この安上がりな重曹と瞬間接着剤という組み合わせが最高に使える。

あっという間に硬化するので、すぐヤスリも掛けられる。

ざっくりとリューターで削ったあとは、紙ヤスリで整え…

顔も同様に、位置を決めたら隙間に瞬間接着剤を流し、重曹で埋めて硬化させます。

顔と銅の接合部をしっかり削って整えたら、別途 作って硬化させておいた“耳”を付けます。耳と顔・胴との隙間も瞬間と重曹で埋めていきます。

耳飾りをちょんと付け、目ん玉も別に作っておいたものをはめ込んで接着。

硬化後、全体的にしっかりヤスリ掛けして仕上げます。

いや… だ、大丈夫…色を塗れば可愛くなるはず!…😓 

自信を持て! 自分を信じる、即ちこれ自信なり…😁

この原型、長さはだいたい5cmくらいでサイズもちょうど良いかな。複製したものは硬化&焼成時にちょっと小さくなるかな…ホンの数ミリだと思うけど。

ではこの原型を元に複製用の「型」を作っていきます。

型取り

これまでお椀やお茶碗を作ったのと同じ方法で型を作ります。

おゆプラは(熱いのを耐えつつ)なるべく空気が入らないように練り込みます。

原型とおゆプラが引っ付かないようにベビーパウダーを双方に塗布し、まずは原型の平らな下の面をホンの数ミリおゆプラに押し込みます。下のおゆプラが冷めて固くなったら、上の面を別のおゆプラで覆い、原型を挟み込みます。上面のおゆプラも固まったら、原型からおゆプラをそっと外します。

ここまでは順調に来たと思います。

次は、この型を使ってオーブン粘土で複製を作っていきます。

やっぱここはひとつ、いつもの“粘土細工”で完成じゃなくて「焼物」として完成させたいと思ってるのだけど、上手くいくかなぁ?…(え? アイキャッチの画像、完成してるって?…😅)

@atorie_fake

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