お茶碗・汁椀を見直す…

前回から4週間近く空けてしまったのに、ミニチュア制作にこれといった進展・成果みたいなのが見えてないのはどうしたコトか…(汗)

ミニチュアのminneへの出品も、基本的には続けて新作を出していきたいのだけど、ありがたいことに “完売になった分の補充” という作業も徐々に増えてきて、のんびり・気長に…なんて言いつつも最近はちょっと忙しくしなきゃなと思うように(笑)。

そうなると並行作業にならざるを得ないので、新作の出品もちょっと先になっちゃうのに、このタイミングでお茶碗とお椀の見直しなんてしてたら余計遅れるのは分かってるのだけど、どこかで(というか絶えず)料理以外のクオリティも更新してくものだろうなと。

ちょっと前に「どんぶりの型」をやってから、やっぱり器の作り方はこっちのほうが良いと気付く。

今更なのだけど、これまでのお茶碗・汁椀は同じ型(といってもジャストサイズな電球ですがw)を使っていたので、言ってしまえばただの色違い。

今までの作り方は…

この、器の足になる糸底も別パーツだったりと、仕上がりのクオリティの割には作業工程も多い。糸底作るだけで結構しんどいw…(もちろんスキルの無いビギナーにしてみれば、そこに辿り着いた当初、これが最良の方法と思っちゃうのだけど)

今まで作ってきたお茶碗と汁椀

お椀のカーブの形状も、樹脂粘土を均等にのばして使ってるつもりでも1mm以下の厚みでは微妙な差も出てしまうようで、何故か丸みが偏ってしまったりフチの厚みが不均等になってしまったり…と、10個作って3〜4個はムダになってしまう。

…で、どんぶりの原型を作った時、これまでの器を作る時のアレコレがだいぶ解消されると分かり、この辺で見直し更新しとかないと後々大変だなぁと。

というワケで、どんぶり同様に作った「お茶碗・汁椀の原型」が、こちら↓

作業工程を撮り忘れたくらいの集中で完成させた原型(笑)

どんぶりの時と同じように、硬化した樹脂粘土の塊から旋盤で削り出して成形し、仕上げにレジンでコーティングしてあります。

見た目の区別も出来るよう丸みの感じや糸底の大きさなど、お茶碗と汁椀で形状を変えました。

これを元におゆまる(ダイソー的にはおゆプラ)で型を取ります。

文字通り、お湯に浸けて熱で柔らかくして成形するプラスチック粘土なのだけど、樹脂粘土は水分NGなのでエンボスヒーターを使って温めて使います。温めれば何度も繰り返し使えるのはイイ。

ただ、原型を樹脂粘土で作ってしまってるのがあまり良くなかったかな。樹脂粘土(硬化後)も温めると柔らかくなってしまうので、原型があまり薄いものだとおゆまるに押し付ける時に歪んでしまいかねない。→今回は大丈夫だったけど今後は考えなきゃだな。

型を取り、複製。

ベビーパウダーをしっかり付ければ結構ちゃんと剥がれてくれるので歪みも少なく、フチの円がちょっと歪んでも糸底(足)が一体整形なので、安定した状態で指先で軽く修正も出来るし♪

…まぁ、そうそう失敗がゼロになったりはしないけど(それなりに減るし)、何より糸底を一個ずつ作る手間がないだけで、たぶん半分くらい手間が減る♪

ザッと全体的にヤスリ掛けをして余計な部分を落としたら、フチの厚みを内側から削って薄くして成形の仕上げ。

今まで、こんな感じ↑の軽い作業にはダイソーの(770円だったかな?)電池式のリューターを使ってたのだけど、若干のパワー不足も感じてたので充電式の3000円くらいのものをAmazonでポチってみたところ…

もっと早く買えば良かった(笑)。確かにダイソーのリューターも低出力なところが使いやすくてイイのだけど、これはこれであと2つくらいあってもイイかもw…

黙々とリューターでフチを薄くしていきます。

…と、ぱっと見はキチッと揃ってそうだけど、仕上げは手作業なのでよく見るとひとつずつ個体差は出てしまいます。ま…そこがハンドメイドらしさというコトで。

塗装後

せっかく新しくしたのに柄はそのままw… ホントはもうちょっと凝りたいのだけど、この辺はあまり得意じゃないかも(汗)。

ご飯の盛り方も、以前はご飯の塊を作って茶碗の形状に合わせて削り込む…なんて方法でしたが、今回からは(既にみそ汁でやってたように)レジンを流し込んで底上げをした後、ご飯の形状を粉砕した樹脂粘土で成形して、その上からご飯粒状の樹脂粘土で覆うことでこれも作業をかなり整理出来たかなと。

今回(てか、どんぶりの時もそうだったけど)これが正解…と言えるほどの出来ではなく、やってみて更に「こうしたほうが良かったな」等思うところもあったので、気分的にはver.2.0までは行かず…1.5くらい?w…

原型のバリエーションも増やしていきたいなぁ。原型の素材も樹脂粘土ではなくてもっと硬質なほうが良いか…となるとエポキシかな? 木材もありかもだけど、削り出し大変そうだなぁ…ブツブツ。。

それはそうと、年内にあといくつ新作出品出来るのやら…(汗)

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@atorie_fake

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