作品No.07_ジョウビタキ(メス)①
先日、花見川の散歩で見かけた野鳥“ジョウビタキ(のメス)” をオス同様、粘土で作ってみます。2つ目みたいなものなので、チャチャっと済むと思ったんですが…(笑)。
今回はちゃんと自分で撮った資料写真もしっかりあるし♪ 前回ひと通り記事にしてるので、製作工程の説明も短くなるかな…なんて思ってたのですが(汗)…やはり、やり出すとそうでもなくて。
作るイメージも、先に作ったオスと並べたいので似たような仕上がりになるよう、使いそうな材料を用意。オスの土台に一緒にのせようかと一瞬思いましたが、それを作った時は “もう1羽” を想定してなかったので、どだい無理な話で…。
この白いかたまりは、石塑粘土を丸めて乾かしたもの。このかたまりからジョウビタキの体を削り出します。あとは100均のデコパーツ等々。
モニタに映した写真のように、足で枝を掴むようにしたいと思ったので、白いかたまりと止まり木になる枝を選んで…こんな感じかな?…と、足の位置を決め、ペンで印を付けておきます。
ここで、前回は思いつきもしなかった、“止まり木の方に足を作ってしまう”やり方を取ってみました。結論からいうと(作るサイズにもよりますが)この先もこれがほぼ正解な気がします(笑)。
前回(オス)の時は、どう立たせようとかあまり考えておらず、とりあえず形が出来ればOKくらいの意識だったので、今にしてみれば「らしさ」はだいぶ欠けてたかと(汗)。。。まぁ、失敗や反省がないと前に進みませんしね(笑)。
もう、この時点でチャチャっと終わらせるコトは難しくなって来ました。
印をつけた枝に、足となる針金を刺すためピンバイスで穴を開けます。写真の足の角度を参考に、少し後ろ斜めに刺さるように穴を開けます。針金は、ちょっと硬いですがステンレス(太さ0.9mm)を使いました。オスの時は、加工しやすいという理由だけでアルミの針金を使ってしまいましたが、あれは失敗でした。あんなに簡単に曲ってしまっては逆に使いづらいのだと知りました(笑)。
丁度いい長さに切り出した針金を枝に刺して形を整えます。足の付け根になるあたりをくの字に曲げて、足の開きはハの字になるような感じで…。白いかたまり(鳥の体)の方にも穴をあけ、仮組みをしてみて、いい感じのところが決まったら足を枝の方だけ接着します(↓)。
尻尾を作ります。
ここはオスの時と同じ作業になるので省略しますが…ちなみに、ここで使っているこのハサミ、買って1年くらいになりますが、実はかなりの“お気に入り”で♪
細かい作業が出来るようなハサミを探して(amazonで)見つけて買ったんです。確か700円代だったかな?…
薄く平らにのばした粘土を細かくカットする…みたいな事が主な用途ですが、これが刃先の小さなデザインナイフでも、手に馴染んだハサミでも上手く出来なかったのに…。
刃渡は2cm程度で先端が鋭く刃が薄い。切ったものがヨレることも巻き込まれることもなくスッと切れる。う〜ん、さすが Made in JAPAN ♪ もっと細かい切り絵とかやってみたくなります。
しかもこのメーカー、それほど高価なハサミでもないのに、研ぎ直し(500円+往復送料)もしてくれるそうです。僕の使い方では研ぎ直しのお世話には なりそうもないけど、長く使えるであろう良いモノを見つけられたのは、嬉しい。
…さて、そのハサミで切り出して作った尻尾を接着。ここではゼリー状瞬間接着剤を使用。紙も乾燥した粘土も(染み込んでしまうので)普通の瞬間接着剤は着きが良くないですが、ゼリー状はこういう時便利です。さすがに瞬間というわけにはいきませんが、しばらく(数十秒?)置いておけばしっかり着きます。このあと、上から粘土重ねたりすることを考えると、ベストかと。目や羽のアタリを書き入れるような作業も間を置かず、すぐ出来ます。
土台を作りました。
写真の“木立の中”みたいなイメージです。オスの時よりもちょっとだけオシャレ?…
左右の羽。尻尾同様、工作用紙から切り出して接着。体の丸みに合わせてカーブをつけて、パテ状の粘度を盛って成形。乾いたら削ります。
足の爪は、指先で粘土をコロコロと細く伸ばし、尖った先っちょを、ちょんと曲げて作ります。乾いたら先っちょだけカットして使います。
こんなに作らなくても良かったのですが、足りなくなるよりは(笑)。
ここもゼリー状瞬間接着剤を使います。固まったら、爪の付け根(接着部分)にパテ状粘土を盛って成形します。
顔…目のアタリに筋彫りを入れて、クチバシと目に(削り出す前提で多めに)粘土を盛った時はどうなるかと…(笑)。 羽の左右で長さが違うのはミスじゃなくて、ジョウビタキの体がホンの少し左に向いてるので、それに合わせて変えてあるのです。
仮組みです。羽は両面テープで止めただけになってます。思いの外、全体のクオリティがちょっとずつ上がってる気が…(笑)。
次は色つけと仕上げなんですが、思ったより長くなってしまったので、それは次回というコトで…。