作品No.08_日頃の感謝 ②
前回の更新(3/28)のすぐあと29日に、志村けんさんの訃報…。正直、力が…気力が 途切れそうになってしまいました。こんなことがあっていいのかと。
現在50歳の僕は、子供の頃はよくテレビで見ていたなぁ…という楽しい記憶はありますが、大人になってからはたまにバカ殿とかテレビで見かけては「変わらずだな」と思う程度でしたが、この喪失感は何なのだろう。明らかに他の著名人の死と距離が違う。子供の頃の日常が消えてしまった。。。けんさん、どうか安らかに…。
先週は更新する気になれず、すいません。。
それでは、前回からの続きとなります…。
前回はここで終わってました。
今回は「いちご」作っていきたいと思います。
作業工程
まず、いちごらしさである、あの “ツブツブ” を表現するのにどうすればいいか…ちょっと考えて、専用の道具を作ることにしました。…って、なんか大げさですが、ようじ…つまようじをちょっと加工してみます。
用事の先端を斜めにカットします。
カットした断面に “くぼみ” を付けます。電動工具使いましたが、小さいのでデザインナイフでちょっとほじくって先の細い棒ヤスリで整えるくらいでも作れるかな?… いい感じになるまで、3つくらい失敗しましたが(笑)。
テスト。力加減と挿し込む角度を何度か練習して…
いちごの形に粘土を丸めて整えたら、斜めのラインで螺旋状に並ぶようにツブツブを打っていきます。…いざ(汗)。
これも何個かやってみて、出来のイイのをチョイス。ツブツブの量は、実際のいちごよりかなり少なめにしました。サイズ的に本物よりちょっと小さいのと、ツブツブたくさんあると気持ち悪いので(笑)。。。
葉っぱや、他の布っぽいパーツを作るのに、粘土を薄くして使うのも考えましたが、フィギュアのスケールが約1/24では色々難しそうなので、今回は紙を使ってみようと思います。
それもティッシュを。
ティッシュに両面テープを貼ります。使う分だけの幅を作るのに、テープが重ならないよう(隙間ができないよう)並べて貼ります。
テープの剥離紙を剥がしてティッシュを折り返し、両面テープをティッシュで挟むようにして圧着します。ティッシュがよれたりしないようにピシッと貼り、余分をカット。ティッシュは薄い紙が2枚重なってる構造ですが、テープで貼り合わせるのは1枚分になります。両面テープを挟んだティッシュは、何とも言えない“しんなり感”と柔らかさがあって、細かい加工に向いてそう。思い付きで試しにやってみた割には結構使えそう。
さっそくこのシートでいちごの葉っぱとヘタを切り出します。資料はネットの画像。。。
葉っぱもヘタもあまりリアルにならない感じにしました。
ヘタの部分を作ります。
ほんとは最初にいちごを形成するときに、ヘタの部分の盛り上がりもつけておけば良かったのですが、そこまで頭が回らず、別パーツになってしまいました。
別途作った軸のパーツに木工ボンドでヘタの葉の中心を押し込むように付けます。
ボンドが乾いたら、ヘタの葉を矢印の方向に、くるっと回り込ませたいんですが…。
裏返したヘタの付け根の部分だけちょっとボンドをつけて葉を回り込ませます。
少々形が崩れても“それっぽい”かもしれないので、気にせず、摘んだ状態でボンドが乾くのを待ちます。乾いたところで、やっぱりそれっぽくなりました。
続いて、茎…じゃない「つる」です。
これは0.9mmのスチール針金を使いました。アルミだとヤワ過ぎるので、硬めのにしました。また、このままでは絵の具が乗らないので(ホントはあまり使いたくないですが)サーフェイサーを吹いておきます。
何度か重ね吹きをして、下地の金属が見えなくなったら、つるに小さな葉を巻き付けるように貼っていきます。
これであとは色付けとなります。
つると葉の方は、水でゆるく解いたパテ状の粘土に絵の具を混ぜて、色を塗りながらパテ作業で粗(アラ)を埋めました。
いちごの(かじったような)断面。
中心が白っぽくなるようグラデーションになるよう、塗りました。ここが一番気合い入れたかな(笑)。
ツブツブは黒っぽい色じゃなく、明るい黄土色っぽい色にしました。こっちの方が美味しそうかなと。
最後にツヤ。これはリキテックス用のツヤ出しメディウムをたっぷり3回くらい重ね塗りしました。うまく出来たらフェイクフルーツくらいのクオリティになるかな?…
ちょっと長くなってしまいましたので、今回はこの辺にしておきます。
次は仕上げていきたいと思います。。。
緊急事態宣言発令後、辛い時間が続きますが、自分に出来ることをやり、自分の大切な人たちを不幸にしないよう、過ごしましょう。
どうぞみなさま、ご自愛を。