作品No.10_シジュウカラ

漢字で書くと「四十雀」。スズメの仲間だそうです。散歩の時(花見川)でもよく見かけます。“四十から”…とかトシの話ではありません(…てか、だいたい僕は50だし…w)。

花見川

写真は今年の2月。…って、この時のコトは「花見川さんぽ」で書いたのですが、この日に撮ったシジュウカラも「ジョウビタキ(オス)」「ジョウビタキ(メス)」の次に作ろうと思ってたんです。

この時はまだ150mmレンズしかなかったので、あまり近寄れなかったですが、このガードレールにちょんと留まってるのを見つけた時は、そうっと足を止め、ゆっくりカメラ構えました(笑)。

(なんの設定もしないでオートで撮ってたからかな、ちょっと絵が暗い?…)

ちょんちょん動いて向きを変えてくれたので、キレイな模様も知る事が出来ました♪

これを参考に作ってみたいと思います。

作業工程

石塑粘土で小鳥の体を成形します。

野鳥は、この先もいろいろ作りたいので、こんな風に丸めた粘土をストックしております。(笑) 今回は頭に動きをつけたかったので、ちょっと変な形のをチョイス。周りの細長く切ったボール紙は羽と尾になります。

左を向いてるような感じで顔のアタリを入れます。目はフチを彫ったあとにさらに目ん玉部分の粘土を盛って、丸みを出します。目もクチバシも削るのを前提としてるので、この段階では大きめです。(キョロちゃん?)

羽と尾は割り箸に両面テープで軽く(剥がれない程度に)固定して色をつけます。

塗装を最後の仕上げに回したら、この羽の模様を描ける自信がなかったので貼り合わせる前に塗ってしまいました(笑)。濃いグレーからヨモギ色っぽいグリーンにグラデーションつけます。絵の具はリキテックス等のアクリル絵の具を使っています。

筆ムラ、ここではちょっと目につきますが実際は、あとになって意外と気にならないものです。さらに重ね塗りするし、写真のように羽を束ねたりすれば、逆に“それっぽさ”を感じなくもない。スプレーでつけるようなグラデーションは(場合によっては)味気ないかもですね。

鳥っぽくなってきました?…

シジュウカラはちょっと置いといて、ここからは土台の方を作っていきます。

ベースは、以前のジョウビタキ同様、直径9cmのコルクコースター(100均)と、そこらにあった発泡スチロール(切れ端)を切り出したもの。サイズは、シジュウカラ(粘土)の大きさを基準に、コースターからハミ出ないように…というアバウトな採寸。

発砲スチロールに(3〜5mm程度)平たく伸ばした石塑粘土を巻きつけます。太い方がガードレールのポールで、長い方が横のパイプです。

一晩おいて…乾燥後、削り出しで成形していきます。

この太い方で直径25mmくらいですが、これに芯(スチロール)を入れずに粘土だけで成形したら乾燥するのに数日かかったもしれません。

こっちはパイプ。まずは鉄やすり紙やすりを駆使して円筒形にします(フリーハンドにしては上出来♪)。そのあと、中のスチロールを少しほじくり出して、紙やすりを丸めてグリグリ…全部抜き取るワケじゃないですが、パッと見パイプ状にします。。

!! …下を見るとデニムの前掛けが真っ白…。家族がいたら怒られるやつです(笑)。

これはガードレールのパイプをポールに繋げる輪っか。ボール紙を2枚重ねて木工ボンドで接着して成形。2枚(以上)重ねての接着成形はけっこうカッチリしたパーツが出来ます。

草むらの表現に色画用紙の緑や黄色系を数枚、葉っぱっぽくランダムに切り出します。

コースターに載せる風景をイメージしながら、葉っぱを植えていきます。…木工ボンドで貼ってるだけですが、この学芸会のセットみたいなクオリティが、たぶんイイ感じで仕上がりに加味するかなと思います

土台のコルクに切り込み入れて、差し込むようにしたら仕上がりキレイだったかなと、完成後ふと思いましたが、葉が画用紙なのでドダイ無理。

だんだんイメージが形になってきました。

この3つを組み合わせます。ようやくガードレール(の一部)に見えてきました…w

ノンスケールですが、たぶん1/3スケールくらいでしょうか。

この状態で全体的にグレーとホワイトの塗装は入っています。ボンドが乾くまでしっかり時間を空けます。

ガードレールの形が完成(ボンドが乾燥)したら、シジュウカラの留まる位置を決めます。ここで失敗してパイプを作り直したりしたくないので(笑)慎重に位置決めをします。仮組みでシジュウカラを留まらせてみる。。。イイ感じです♪

…と、ここでふと思い付き、ちょっと落書き…

1枚の画像にまとめたほどチャチャっと出来たわけでもありませんが(笑)落書きを元に作った、なんだかわからないイモ虫

ガードレールの仕上げ。

汚しを入れてみました。写真を参考に(抑えめに)も入れました。しつこいかなと思いましたが、他のバランス的にはちょうど良かったかなと。シジュウカラの足も粘土を盛って肉付けします。

シジュウカラの仕上げ。

羽は上(肩)の方で色が違うので、その部分を別パーツで色分けして余分をカット。さらにグラデーション、白のライン等を入れます。だいぶ簡略的ですが、モノが小さいので精密過ぎると逆になんだかわからなくなってしまいます(たぶん)。…それと、言わずもがなの“腕”の限界(笑)。

実際に写真を見ながら色つけしてたのですが、ちょっと明るめの彩色になってしまいました(個人的には気に入ってますが)。ま、写真によっても見え方違ったりもしますので、正解は難しいですね。

ガードレールの足とシジュウカラの体を接着。付け根にパテ状に伸ばした粘土を少し盛ってやると、さらに足っぽくなります。

シジュウカラの目とクチバシは最終的にツヤ出しのグロスポリマーを塗って仕上げます。先ほどのイモ虫はパイプの中で隠れてます。

土台に乗せて組み合わせたら完成です。

野鳥3体目にして、自分のクセとか方向とか見えてきた感じですかね…。今回は羽がちょっと大きかったかな?…彩色ハデ過ぎたかな?…とかありますが、コースターのサイズに収めるのも楽しいし、また散歩で写真撮りつつ見つけたいと思います♪

360度ビュー

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