瞬間接着剤の あの“曇り”を何とかしたい。
瞬間接着剤、便利でよく使います。
木材の接着は基本的に木工用ボンドを使ってますが、ハミ出しNGだけどしっかり接着って時は、瞬間接着剤の一択。もちろん木工用もあるし。
でも、難点が無いコトもない…
これ、前回のログハウスでやった「ウッドデッキのガラス窓」なんですが、もちろんガラス部分は厚さ0.3mmの「透明プラ板」というヤツ。最近は100均でも買えますね。
…で、この窓のフチは1mm厚の木材なんですが、その木材でプラ板を挟むようにして瞬間接着剤で接着してるんです。
上の写真は「試作版」で、テスト用に組んでるモノなんですが、この試作版でもちょっとだけガラス窓に曇りが出てしまってるんですが、あまり目立ってなかったのでスルーしてたのですが…
試作版を元に複数作っていくと、作業的な違いは無いはずなのに(原因は接着剤の量?…)透明プラ板の表面にひどい曇りがいくつも出来てしまった…(汗)。
瞬間接着剤の難点は「揮発による白い曇り」。
一体どうしたものか…
…ホント、こんだけ作っておいてヘマすると、正直ヘコみます。。。
…放っといてくれ! …あ、いや せっかくなので聞いてもらえます?…(汗)
そう…作り直しても同じコト。それなら、この曇りを解消する方法はないものか?…
まずは確かめなくては。
メーカーや用途はそれぞれですが、これらの瞬間接着剤は基本的にシアノアクリレートという成分で出来てるんだそうです。…というコトは、曇る理由が同じなら解消方法もひとつ正解がわかればOKと考えて良さそう。
ま…いきなり実践して失敗するのもイヤなので、まずはテストしてみます。
テスト用のプラ板を用意しました。見やすいようにフチにテープを貼ってます。
このプラ板の1枚に瞬間接着剤を塗ります。
プラ板に曇りを付けることが出来ました。この曇りを消すのに、どんな方法があるか…
検索中、マニキュアを落とす「除光液」というのも出てきましたが、これは持ってないので試せません。。。
ただ、マニキュアはエナメル塗料だったと思うので、そのリムーバーである除光液ってエナメルのシンナーなんじゃないの?… そう思うと透明プラ板の表面には、溶剤としてちょっと強すぎるかな?…
そしてコレ。瞬間接着剤はがし剤。
あ… これも「塗装面、プラスチック面に使用すると云々…」ってあるな(汗)。
ま、買っちゃったし… とりあえず、試してみます。。。
がーーーん。。。
結局、研磨するのが一番じゃないか? ということで、Amazonでポチりました。
HASEGAWA セラミックコンパウンド & コーティングポリマー
HASEGAWA(ハセガワ)といえば、プラモデルメーカー。個人的には戦闘機とかのイメージ…(もちろん他にも出してますが)。
タミヤのチューブに入ってるパテ状のコンパウンドとは違って、こっちは液体。それだけ粒子も細かそう?…わかんないけど。値段もそれなりにちょいと高いし。。。
いざ!…
0.3mmのプラ板なので自然と丁寧な扱いにはなりますが(笑)急がず隅々までしっかり磨きます。 …すると、
写真では、ワザと線キズが見えるように光を当ててますが、びっくりするほど曇りが取れました… これは使える!
続いてコーティングポリマー!
こちらのコーティング剤は、のばして乾いたら拭き上げるだけ。車のプラモとかピカピカに仕上がりそう。
…で、実際に曇ってしまった「ガラス窓のミニチュア」にコンパウンドとコーティングやってみました。
ホント、この仕上がりなら充分♪ (…確かに少し手間だけど)これで瞬間接着剤の曇りにも、ビビらずに済む(笑)。
何かしらの解決策はあるものですね。
@atorie_fake