降って湧いたような

「降って湧いたよう」とは「思いがけず突然に物事が起きる」というような意味ですが、今回僕に降って湧いたのは「引っ越し」の話（笑）。

そんなワケで、この数日、部屋の中はこんな感じ。

前回の夏休みの工作のあと、ちょっとずつ片付け始めたのは良いものの…　細々（こまごま）したものが多いせいか、片付けてるはずなのに一向に進まず、かえって散らかってる？（汗）。。。

せっかく作った撮影ブースも取り壊し…。

余計な修繕費がかかるから、現状回復は大事です。そう思うとホント、タバコやめられて良かったなぁ…と。タバコは壁紙もそうだけど、臭いを取るのが大変なんだそうで（前回の引っ越しの時イタイ思いをしました）。

…ま、こんな感じなので、ちょっとのあいだブログの更新が出来なくなるかな？…くらいなんですが …てか、そうでなくても最近は滞り気味で…すいません（汗）。。。

居間もこの有り様。

まぁ独りなので、こんな中で食事したりなんてのも問題ないけどw

この引っ越しの話が具体的になったとき、来年明けてすぐに契約更新があるので、そのタイミングで退去するつもりで考えてたら、ちょっと話が早めに進んで、結局10月末に引っ越すことに。

花見川に来て６年近く。…それまで長いこと携わってきた漫画というものに自分なりに見切りを付けた直後ってのもあってか、最初の２年くらいはかなり無気力だったなぁ（笑）。

この長閑な風景にどれだけ和んだか。

…とはいえ、今度の転居先が全く遠く離れた場所ってワケじゃなくて（汗）…そう、なんなら歩ける距離なので、ちょっと足をのばせばすぐ来れる。

今回、一周まわって（？）事務所のある八千代台に戻るコトに。それもある意味「ふりだし」的な場所へ。

外観の現物写真は載せませんが、ここは昔「寮」だった家。

立原プロダクションのチーフをはじめ歴代スタッフの何人かは、ここでお世話になっており、僕も22〜25歳くらいの３年ほど、住まわせてもらっていた。かれこれもう、30年近い話だ。

寮母をしてくれていたばあちゃんが亡くなって数年。そのあともしばらく（最後まで）住んでいたチーフも寮を出てから4〜５年は空き家状態で、時々草むしりをする程度だったのだけど、ちょっと前　…7月くらいかな？…　師匠（立原先生）と飲んでる時の流れで、この寮の話になり…。

「放っておいても勿体ないしな。古い家だから修理が必要なところもあるだろうけど、直して住めるなら住んじゃえよ。しばらくのあいだでも、お前もそのほうがいいだろ、何かと。」と、師匠。

！…えっ？　こんな展開あるの？…（汗）

もっとも最初は乗り気じゃないというか、お断りさせていただくべきだと思った。

…けど、この引越し話とは別に、これから先何度引っ越しをして居場所を変えても、何の意味（変化）もないのではないか？…という、ネガティブな思いがずっとあった。

そんなところに、ふと思いついた「ふりだしに戻る」という感覚は「別」なのかもしれない…と思い直し（数日後）師匠の気が変わらないうちに、よろしくお願いします、と頭を下げた（笑）。

ふりだしに戻るというのは、思ってたよりポジティブかもしれない？（てか、そうであれw）

そんなワケで、この夏は寮の片付けやらツタの除去やら、けっこうイイ運動になりました（笑）。

床板などの修理も、プロにお願いするところはプロにやってもらって、あとは住みながら自分でちょこちょこ直していく…って感じで（笑）。

…ってなると、それはそれでちょっとした古民家のDIY再生的な楽しみが！…w

ログハウスのミニチュア制作の手が止まったままだってのに、ホンモノの家をいじるコトになろうとは…。ま、古民家DIYの記事もアリですがw

10月末なのに、片付けも少々気が早いかもですが（笑）引っ越し先との距離が近いので、段ボール等の荷物はなるべく自分のクルマで運んで、大きいのだけを業者さんに頼もうかなと。

…にしても、今回はどーしても捨てるモノが多い（汗）。家具から衣類から…花見川に越してきて一度も使わなかったものとか、ドッサリ捨てる。可燃ゴミ・不燃ゴミ、古紙に衣類と何袋出したか分からないけど（笑）たぶんまだ出る。

ゴミの分別も市によって違うから要注意。隣り合ってる千葉市と八千代市でもけっこう違う。

引っ越し屋さんのほうも、単身引越しと不用品回収をセットで扱ってる業者さんがあって、そこに頼もうと思ってるんだけど、もしかしたら不用品回収の荷物のほうが多くなるかも？…くらいの感じ。

今まで断捨離だなんだと色々処分してきたつもりだったけど、独り者にしてはモノが多すぎたかなと。。。

ふりだしに戻るには身軽でないと（笑）。

冒頭の写真から１週間。

片付けてるはずなのにあまり変わらない気がする…（汗）。長年使ってきた、この大きな事務机もこれ（このブログ書き）で使い納め。そのままだと非常に重いので、このあとバラします。

今回、部屋の片付けに入る前、最後に作ったのがこれ。

写真は１枚しか撮らなかったけど。

これは、長年事務所でチーフを務めたセンパイへの餞別（つい先日、円満退社）。当の本人がこの姿かっていうとちょっと（だいぶ）違うのだけど、知る人ぞ知る…かもしれない？「3の兄貴」っていう。　…と、チーフの飼ってる「じぇじぇ（ネコ）」。

5〜6cm程度の小さなタッパーを使ってみたんですが、安易な発想のわりに見た目はイイ感じになったのでこーゆーのもアリかなと。フタをスタンドにしてるところが、僕的にはミソ…w。