ミニチュアのお皿③

前回仕上がりのマズさを払拭すべく、今一度 仕上げの工程をやり直してみます。。。

前回のおさらい

ミニチュアのお皿製作。いろいろ失敗してヒートプレスという方法に行き着いたのですが…

前回、原型の製作とヒートプレスでのお皿の型取りまで順調に進んでたものの、仕上げのレジンコーティングで…

詰めが甘いのは愛嬌だとしても(笑)そこで終わらせるのもねぇ(恥)。。。

作業工程

…というワケで、前回の原型を使って、プラ板をプレスするところから始めるのですが…

前回の失敗から、今回はプレスする前のプラ板に ヤスリをかけて表面のツヤを消してみたらどうかなと。

前回、レジンを塗る前に脱脂のつもりで、作った皿を食器用洗剤で軽く洗って(ちゃんと乾かして)からレジンコーティング液を塗ったのだけど、思いのほか はじいて塗りにくかったりもしたので、今回はしっかりレジンがのるようにヤスリをかけてツヤ消しに。

レジンコーティング

それでも今回も何度か塗り直すハメになりましたが、何度かやってるとコツみたいなのが見えてきて… 

この、塗り初めのブラシの位置も、写真のような位置ではなく、最初はど真ん中

真ん中に下ろしたブラシをゆっくり回してレジンを広げるように塗ると筆ムラを抑えられるように思います。 …もっとも、「僕の場合は…」という話になってしまうんだろうけど。

そう、やっぱり流れ作業的になると机に削りカスなんかがのってるワケで(汗)。

面倒でも一旦手を止め、しっかり掃除して、なんなら一休みしてからw…

失敗はレジンが勿体ないけど、塗る練習にはなりますね。。。

…で、次がポイント。

ライト当てる前に、しばらく放置。

何分くらいだろ?… レジン液の凹凸が消えて平らになるまで…なんですが。

明るいところに置いておくとLEDの照明とか太陽の紫外線で硬化を始めてしまうだろうけど、強制的にライトを当てるようなコトをしなければ、そんなにすぐに固まったりはしません(…モノによるかな?)。

放置するときは、ちょっとカゲになるようなところに置いておけば、ホコリも防げて安心かなと。

レジンを塗った表面の凹凸が消え、平らになったら…

これまでの失敗はムダではなかったと知る瞬間(笑)…

…うむ。辛めの採点で 90点♪ で、どうでしょう。

概ね、基本的なやり方が僕の中で出来たので、いくつかサイズ違いを作ってみます。

原型

また、直径4cm程度のサイズに切り出していきます。

前回のお皿は2mm厚だったので、4mmはちょっと深め。

接着は今回は瞬間接着剤を使いました。 …アクリル板専用の接着剤もあるんですよね、確か。…アクリサンダーだっけ… え? アクリサンデー

電動糸ノコ使ったらアクリル板が摩擦で溶けて、ノコの刃にくっついてしまった。。。(…てか、コンパスカッターどこ行った?w)

電動ルーターを固定する作業台、ルーターを横向きにセット。

いやホント、あるとないとじゃ全然違う。

パキッ! と音がして、ヤバい!と思ったら…

飛び散ったカケラが露出してる肌に当たったらけっこう痛い(汗)。 ゴーグルしてて良かった。。。

気を取り直し…

とりあえず削り出しました。

お皿の足をつけるアタリ線を入れたら、それを目安にお皿のフチのカーブを削り出していきます。

彫刻刀などで削り出し、ヤスリで均していきます。

写真忘れましたが最後は紙ヤスリで仕上げてます。

お皿の足になる部分を0.5mm厚のプラ板で作り、お皿の中心を合わせて接着します。お皿の足は「糸底(いとぞこ)」や「糸切(いときり)」と言うのだそう。高さがあるものは「高台(こうだい)」だそうです。

今回、追加で3つほど作ってみました。

4mm厚の大きいほうは、お試し加工してみたいと思います。

マジックで黒く塗ったあたりをカッターとヤスリで削って、溝を作っていきます。

アクリル板は硬いので、削ったりの加工は少々時間がかかりますが、飽きて雑になりそうになったら手を休めたり(笑)。

ヒートプレスに使ったプラ板は1mm厚。

イメージしてたよりもお皿にラインが出ませんでした。…ま、そーゆーコトを知るための遠回りを何度もするんだろうけどw

ヒートプレスでシャープ&精密な型取りをするには「バキューム ヒートプレス」というのもあるそうで。今のところ 使わないな と思ってるけど、楽しそうではあるw

うん、良しとしましょう♪

長い道のりの最初の一歩(を3回に分ける男w)ですが、基本のマスターは出来たんじゃないでしょーかw

このあとも、楕円や角皿・和食器など…バリエーション増やせればなと思います。

ひとまず、次は「お茶碗・お椀」やろうと思ってます。。。

@atorie_fake

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