久しぶり 石塑粘土で お人形
これからの方向性もちょっと加味して、久しぶりにサイトのホーム(トップページ)の画像を追加しようかなと思ったら、写真加工だけでは物足りなくなってw…
ミニチュア定食関連の画像を作ろうと…
ミニチュアの写真を加工するにしても、それだけではなんかちょっと寂しいので、やっぱフィギュア…ってホドでもないけど簡単な “お人形さん” のひとつでも作っておこうかなと。
板前さんっぽい感じの…w
作業工程
材料は何を使おうか?… ミニチュアフード制作でしばらく樹脂粘土を使っているので、人形も樹脂粘土で…と一瞬思ったのだけど、樹脂粘土でフィギュア作るとなると、粘土が硬化する前の段階での成形テクが必要になってくるので(楽しそうだけど)僕には少々ムズい。。。
樹脂粘土は硬化後の強度が高く破損に強いのだけど、適度な弾力があるので、硬化後のヤスリ掛け作業は(もちろん出来るけど)あまり向かないから、顔の細かい造形なんかは、ある程度柔らかいうちにスパチュラ等で成形出来る腕がないとなぁ…なんて思うので。それに樹脂粘土は厚みがあれば硬化時間も数日かかるし…。
…というワケで、久々に石塑粘土を引っ張り出す。
しかも使いかけの…(1年以上は経ってる気がする。汗)だけど、ちゃんとラップしてあったので問題なし。カビも生えてないw
石塑粘土の良いところは、ほぼほぼ紙粘土みたいに扱えて、硬化後はある程度の強度があり、紙粘土のようなケバ立つ感じがなく、細かな削りが出来たりするところ。
ただ、お団子状に丸めたりして、量が多くなればやっぱり乾燥・硬化時間は長くなるので、今回はその辺の余ってる木材で芯になる素体を作りました。
かなりテキトーだけど(笑)。
ラフ画もテキトーw
ポーズを固定したら石塑粘土で肉付け。
作業のしやすさを考えて、頭・腕・胴体+足 という感じで分けました。
乾燥したら、カッターやヤスリで削り出して成形。
目安程度に服のシワとか入れておきます。
そんでもって前掛けをつけて…
仮組みしてみると…
あれ?…ちょっと腕が(汗)…ま、最終的に肩の位置で調整すれば良さそうなので、とりあえず後回しにして…
顔の造形に入ります。
この辺の作業は正月、実家に持ち込んでやってました(笑)。
耳は、餃子みたいな形のパーツを2つ作っておいて、くっつけます。石塑粘土は水でもくっつきますが、硬化したものどうしは木工用ボンドのほうがちゃんとつきます。
髪の毛は葉っぱ状にした粘土をペタペタ貼っていく感じです。 …この時、紙の帽子もそれっぽく粘土で成形したんだけど、写真撮ってなかったみたい…。
肩の位置、修正。左手部分はちょっとだけ長い気がしたのでカットし、塗装後に接着することに。→ 切り離したほうが色塗りやすいし。
塗装
実家から戻り、仕上げの作業。
板前さんの格好だから基本「白」なので、白の部分は塗らなくても良いかなくらいに思いましたが、粉っぽくならないように軽く極薄の水色な感じの白をサッと塗ってから、肌に色をつけていきます。
写真撮影用の人形ということもあって、着色自体は影やグラデーションを気にせず、かなりあっさり塗りました。
あれ…帽子。。。
あったあった♪
完成
イメージ通りの完成度だけど、造形としてはかなりユルい(笑)。
のっぺらぼうですが塗装で顔は描かず、PCで写真加工時に描き込んでいます。。。
トップページ画像の横長のサイズが決まってるので、あまり構図も定まらず(笑)定食のミニチュアとは別々に撮ることに。
ま…ミニチュアとフィギュアのスケールが合ってないので最初から一緒に撮るつもりもなかったのだけど。
ま… こんなもんかぁ。。。という出来になっちゃいました。
そのうちまた、何パターンか作ってみようとは思います。。。
@atorie_fake