作品No.01_サイトのロゴ(1)

初めまして。この度「アトリエフェイク」という(がっつり趣味の)サイトを立ち上げました、ノブといいます。

「ごあいさつ」でも触れましたが、僕は漫画家 立原あゆみのアシスタントを長年しており、振り返れば平成はどっぷり…。そろそろ違う楽しみを…と思っていたところに、しばらく遠のいていた「造形」をフッと、思い出して。

ちなみに「フェイク」という名は師匠の立原あゆみが付けてくれました。ミニチュア(ニセモノ)制作だから、という事でもなく…ま、 サイト立ち上げの経緯は別の時にお聞きいただくとして、まずはそのタイトルロゴ制作について。。。

最初は立体文字を平面にデザインするつもりでした。イメージはゴツいブロックな感じなのは変わってないのですが、最初は水色のイメージでした。ラフはこれだけ(↓)ですが、これをササっと描いたところで「あ… 絵じゃダメじゃん。」と思ったのです。

僕がこれから何をしたいか、分かってもらうには「作る」のが一番じゃないかと。

せっかくなので『作品No.01_サイトのロゴ』という扱いにしてみました(笑)。

当初、想定していたロゴのサイズは1文字4〜5センチ程度だったのですが、このサイズだとラフで足した人物のサイズがとてつもなく小さくなり、およそ写真で撮れるレベルの出来にはならないと判断し、全体のサイズアップをすることに。。。結局、文字の一辺が8センチくらいと倍にしたところで、人物のスケールを1/35くらいに…なんとなく決めたのですが、既存のスケールだと後々流用も可能かなと。それでも、ラフに何の気なしに付け足した「人物」が最初の難関になったのは言うまでもなく。。。

ブロック文字の厚みは使用した発泡スチロールによるので、これに関しては3センチ弱くらい。作るにあたり、なるべく身近な材料で済まそうと思い、緩衝材として何かに入ってたものを使用。

やはりエッジが甘くなったので、文字の型を2枚ずつボール紙で切り抜き、表と裏に貼り、スチロールとの段差を埋めるため、フィギュア造形用の石塑粘土を水で練って、ペースト状に緩くしたものをパテのように使ってみました。石塑粘土(せきそねんど)とは石粉粘土とも言い、使い勝手は紙粘土に近く、紙粘土よりもキメが細かく、乾いたときの肉やせも少ない。強度もそれなりにあり、樹脂系に比べてリースナブルな素材。なにより扱いやすいのがいい。正直、石塑粘土メインに使っていきたい! 

ただ、パテ状に緩くした(水分が多い)分、やせも結構あり、何度か重ねて盛っては乾かし…を繰り返す。と、なんとも言えない硬質なブロック文字が出来上がった(そんな頑丈ではないけど)。当初、スッキリしたブロック文字をイメージしていたのだけど、それって写真に撮ってどう見える?…

この、ヤスリがけした状態に色つけても、ちょっと物足りないかも。打ちっ放しのコンクリみたいに仕上げて…っていうのもなぁ。そーゆーリアリティは要らないし。

立体っぽさを出すの、どうしたらいいかなぁ。テクスチャっぽい…というか。 あ、モルタルとか漆喰とか…そんな感じ?

作業工程を撮らなかったので、簡単に再現すると。

薄く伸ばしたパテ状の粘土に、割り箸など(サイズ感の合うもの)で表面を引っ掻く。今回はある程度規則性を持たせたかったので、横方向に統一してみた。綺麗に線を引きすぎないように、ところどころ雑に見えるよう……。

これで乾かして着色。また、絵の具はアクリル絵具を使用。元々好きで絵に使っていたけど、何にでも塗れていい画材だと思う。ただ、厚塗りをするとビニールのような艶が出てしまうので、薄く何度かに分けて重ね塗りをする。

USBファン。風量も少なく、静か。こういう使い方には合ってる(笑)。


粘土パテはこうしてタッパなどの容器に、ラップで空気を遮断するように保存。これ自体、たぶん2ヶ月以上前のものだが変質もせずに使えてる。

これでなんとか形になった♪…けど、最初のイメージよりだいぶ土台が大きくなりそう。


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