作品No.03_エチュード(おまけ)

9月に入っても暑い日が続きます。早く涼しくならないかなぁ…なんて、ただでさえ時間が過ぎるのが早く感じるトシになってきたというのに(笑)。せめて、無駄にボ〜ッと過ごしてしまう時間は、なくしたいなぁ…。

…さて、前回までの「エチュード」。一応完成まで漕ぎつけたのですが、チャチャっと済ませるつもりの背景にちょっと時間がかかってしまったので、その過程も「おまけ」として記しておこうかなと思いまして。。。

上の写真の人物の背景の表現をどうしようかと少々考え…「写真加工」は人物が入っているので難しいし、それ以前に(たとえ絵のように加工しても)表現の方向が違うと思ってるので、同様に「絵を描く」のも的ハズレかな…と。かといって、立体はもっと違う。レリーフ(浮き彫り)みたいなのも想像してみましたが、やはりピンと来ず…。

後ろ側はこんな感じ。このアングルで飾ることもないので何もしてませんが、この植え込みの(色を散らしたような)花がちょっとヒントになって「ちぎり絵」っぽい感じの背景にしてみることにしました。ちなみに、ちゃんとやったことがないので「ちぎり絵“”」としておきます(笑)。

使うのは、先日これといった目的もなく、ほぼ衝動買いしてしまったダイソーの色画用紙。サイズもB6くらいなので後ろに立てるには丁度いいサイズ感。色も(淡いのばっかだけど)結構入ってるので使えそうです。この中から台紙にするのは、空の“青い”画用紙。

まず、選んだ色の画用紙をカッターで適当に細かく切れ目を入れていきます。幅は不均等。台紙のサイズがB6なので、ある程度は細かくしないと絵にならないかなと思います。

ハサミで細かくしていきます。 ちょっと切り過ぎ…こんなに使いませんでした(笑)。

台紙に、軽くアタリを入れます。影になるところは黒にしたいので、筆ペンで濃く入れて…

その上から、黒の細かく切った画用紙を散りばめるように貼っていきます。

白い砂利のところも同様に白・淡いグレーなどで埋めていきます。

植え込みのグリーンは濃いめから先に貼って、明るめの黄緑を重ねるようにしています。最初に貼った黒の部分は、わざと上から色を重ねて少し隠れるようにしています。ちゃんとした(?)「ちぎり絵」なら、もしかしたら紙を重ねたりしないで作るのかもしれないですが、そんな初歩的な事すら知らないでやっておりますので「なんちゃって」でございます(笑)。

こういったモザイク画みたいなのは、やってるうちにちゃんと出来ているのか不安になりがちですが、そんな時はメガネを外してみます。乱視がひどい僕は、裸眼だと…

こんな風に見えます。Photoshopでガウスかけたみたいになります(細かいこと言うと、実際はPhotoshopではなく、GIMP使ってますが)。これで細部がぼやけて、全体像が掴めます。ふむふむ、イイ感じの進み具合だと思います。。

遠景の緑を薄めに、それと桜。これも明るめのピンクを上に重ねるように貼って奥行きを感じられるようにしたつもりですが…。

最後に雲。…だけどちょっと気が抜けてきた感じ(笑)。チマチマと細かいのを一片ずつ貼って何時間経った?…午前中から始めてもう夕飯時。…と、ここで一区切り。

食後、眠気が来る前に(笑)幾重にも重ね貼りした台紙のベコベコ感を消すため、台紙をスチレンボードに貼ります。これでいかにも背景パネルっぽくなりました。続いて、余ったボードの切れ端で足を作ります。

スチレンボードが2mm厚なので、緩くならないくらいの切り込みを入れて、パネルを挿します。

完成。悪くないんじゃないでしょうか。

ディスプレイ。自己採点するのもなんですが(笑)背景としては、バランスの良い組み合わせになったと思います。チープ感も柔らかさが出てると思うし、手作り感マシマシ。全体としては、細かい部分での造形の良し悪し、塗装…写真の撮り方含め、反省点・改良点は多々あります。

…なにしろ「エチュード(習作)」ですから。このタイトルの役目は十分果たしたかなと思います(笑)。

…あ、ちなみに次回は「夏休みの工作」の予定です(…夏休みとっくに終わってますが)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です