撮影ブースを自作。
「押し入れを片付ける。」から3週間。やっとこさ「撮影ブース」が出来ました。もっとも、制作時間自体は半日程度だったんですが、材料は何を使えば手間とコストを抑えられるか?…など、考える方に時間使っちゃいました。
一間半ある押し入れの半間の部分を撮影用のブースにしようと思い立って、片付けをしたのが先月末。
イイ感じで断捨離も出来て一石二鳥。
これからこの押し入れを改造するワケですが、賃貸なので極力…いや、確実に「傷を付けない」「汚さない」ことを前提に行うことにしました。退室時の余計な修繕費は無いに越したことはないですし。
そこで、材料にするには何がイイのか色々迷って…表面は白くしたいので、100均でも買える(片面のり付きの)スチレンボードを並べるつもりで買い物に出たのですが、直接貼り付けるのもどうかと思ってたところ、ホームセンターで目に留まったのが「プラダン」。
プラスチック(ポリプロピレン樹脂)をダンボール状に加工したもので、強度は無いけど紙と違って耐久性は期待出来るし、しかも91 x 91cmと押し入れの内寸(91.5cm)にピッタリ。もうこれしかないと思い、これを基準に他の材料を揃えました。
これで一通り。小さい方のプラダンは予備にと思ったのですが、ちょっと買い過ぎてしまいました…(笑)いずれ工作の材料になるのでムダなことはありませんけど。。。
制作工程
まず撮影台として「1段」欲しかったので、15cm幅(高さ)の木材を壁に添わすようコの字に組みます。
押し入れの四隅(カド)に1.2cmほどの出っ張りがあるので、その上に木材を立てるように置くと、横に渡す木材の高さが合わなく(15 + 1.2cm に)なるので、有り合わせで高さを合わせます。
この時、横幅が板2枚分狭くなるので、横に渡す91cmの木材の端を2cmほどカットします。(ノコギリ使ったのはここだけ♪)
このカットした横木がどういうワケか、僕の手作業にしては珍しくキッチリ寸法通りで、ギュッと押し込むだけでしっかり固定できてしまいました。
段の下に100均のケースを並べてみます。段の奥行きに合わせてベニヤをカットします。ベニヤ板は4mm厚ですが、このくらいならカッターで切れます。ただ、これに関しては910 x 600mm も売ってたので、そっちを買っておけばムダもなかったかな。。。
フタ状になったベニヤを持ち上げると、奥のちょっとしたスペースも収納に使えるかと思ったのですが、このあとの両サイドの壁にプラダンを貼る工程で、隙間が埋まってベニヤを動かせなくなるので、デッドスペースとなってしまうのでした。…ま、手前のケースが引き出しになるから十分ですが。
ベニヤと同じサイズにプラダンをカットし、重ねます。これはもう乗せるだけ。接着もしません(笑)。
続いて、壁にプラダンを貼るんですが、最初のうちはどうやって貼ろうか色々迷ったんですが、ネジを見つめてたら、これしか無いなと。
…ちょっと前にもPCデスク用の防音板を作るときにも重宝した「磁石」を使うことに。しかも今回は「超強力マグネット」!
壁との接点は磁石のみで、磁石の片側だけをプラダンと接着させる。磁石をつける箇所も、全部のネジにつける必要もなく、磁力を保持できれば四隅程度で十分かと。
両サイドの壁に貼るプラダンをカット。
奥のカドの下地を隠すのに、プラダンでフタをします。マスキングテープ止めで十分。
これまで、何度かチョコチョコ撮影してきて、ライトが上からだけだと被写体に影ができてしまうので、下からのライトは必要だと思い、長さ52cmの USBライト をアマゾンにて購入。今回買った中では、単価で言ったらこれが一番高い…っても2000円程度ですが。
せっかくのUSBライト、斜めに設置したいので簡単に台を作ります。
プラダンの切れ端と発泡スチロールで(だいぶテキトーな)傾斜台完成。
バックペーパーの方も磁石さまさま。これなら背景を差し替えたりする時もチャチャっと出来るので簡素に越したことはないです(笑)。
セッティング
上部にクリップライトを付け、ターンテーブルを置いてみる。
照明のケーブルがちょっと目につきますが…
ということで♪
思った通りの出来で何よりです(笑)。
1番のポイントは「これを全部とっぱらってもキズひとつない!」こと。
あとは、使わないときはこうやって…
フスマを閉めて、ハンガー掛けをコロコロ…と
…なんか、秘密基地っぽくて良い?…