ミニチュアのお茶碗・お椀①
梅雨入り前なのに、すごい雨…(汗)。深夜に自治会の特別警報らしき放送があったけど、ザァザァ降りの雨に掻き消されて内容まったく聞き取れず…。まぁ大事無くて良かったですが。
地球温暖化及び日本の亜熱帯化も気になるところですが… 先月に引き続きミニチュアの食器です。
去年5月投稿「樹脂粘土」。
この時ほぼ初めてくらいの感じで樹脂粘土を使ってみたのですが、まぁまぁな出来にちょっと自己満足したものの、その後(ありがたいことに)ある程度のアクセスがあるのを見るたび、こ…これでイイのか??…と思い至り、改めて深掘りしてみるコトに(笑)。
そんなワケで、ミニチュアフードの料理・食材の前に、まず食器類からだろ! と思った次第で。
で、今回は「お茶碗・お椀」のリトライ。
前回「お皿」の時はプラ板を使ってヒートプレスという方法で作りましたが、お椀類に関しては去年同様樹脂粘土で再挑戦。
まずは、粘土を均等に平たくのばすためのタタラ板(以前作ったヤツ)をちょっと改良します。
これまで粘土をのばす際ずっとラップを使ってましたが、イマイチ使い勝手が悪く… ネットでクリアファイルを利用してる方がおられるのを見かけて、さっそく採用w。
ただクリアファイルを貼っただけだと、粘土をのばす厚み(プラ板の高さ1mm)が減ってしまうので、ちょうど良さそうな0.3mm板を左右に貼って調節。
と、準備できたところで…
作業工程
お茶碗・お椀ともに同型&同サイズにしましたので、「お茶碗」のほうで説明していきます。
それにしても、何故「茶碗」なんでしょうかね。お茶を飲むのは「湯呑み」って言うし(笑)。…もっとも、最初はお茶を飲む器だったらしく、中国からお茶と一緒に入ってきたそう。 昔、多くの磁器は「茶碗」と呼んでいたらしく、のちに細分化され、湯呑み茶碗が → 湯呑み、ご飯茶碗が → 茶碗 と省略され呼ばれるようになったとかなんとか…。
型押し
白をベースにほんのちょっとだけ青を混ぜて練ります。何色でも構わないですが、僕の持ってる茶碗がそんな感じなのでw
適当に指で平たくしたらタタラ板でのばします。
貼り付けたクリアファイルの間に樹脂粘土を挟み、のし棒でのばします。
一方向に力が加わると粘土が縦長に伸びてしまうので、途中何度か粘土を剥がして横向きにしたりして均等に丸くなるようのばします。
クリアファイルの便利さ痛感(笑)。
こののばした粘土をお椀型に成形するのですが、これはもう偶然の…いや、奇跡の一致と言っても過言ではない組み合わせが見つかりましたw
1/6スケールで「お椀」を作るにはちょうどいいサイズ。いやもう、そのためのモノかと(笑)。
ただ、そのまま型押しすると粘土がくっついてしまうので…
53歳独身おじさん、ドラッグストアで「すいません…ベビーパウダーとベビーオイルって、どこですか?」と聞く…w
奇跡の組み合わせによる(笑)型押しです。
いやホント、奇跡だなと。
去年作った時は、樹脂粘土を指でのばして球形の細工棒で型を取ったので、お椀の厚みが均等でなく外側もイビツになってしまいましたが、今回はイイ感じです(今のところ)。
この型取りしたお椀を乾燥させるのに、何かイイのはないかなと…
こーゆーの、いつか使うと思って取っておいて、結局捨てちゃうコトが多いのだけど(笑)。
!… ジャストサイズじゃないか。
これなら量産もある程度可能かな。お椀を作り直そうと思った時、最初はシリコン型取りでもやってみようかなと(やったコトもないのに)思ったのだけど、数を作るには逆に手間がかかりそうだったので、シンプルに樹脂粘土をひとつひとつ型押ししていく簡単な方法が僕的には正解だなと。
乾燥に2日ほど置きます。
硬化後
樹脂粘土は硬化時、けっこう縮みます。まぁ水分が抜けるからそうなるのだけど、ミニチュアのサイズ感としては、この数ミリの縮小が大きい。1/6スケールで3mm縮むとすれば、実寸で1.8cmの差が生じる。お皿やお椀で2cm程度のサイズ違いはけっこう大きいかなと。
今回、お椀の乾燥時のサイズが2cm強(+1mm程度)。削りや仕上げで最終的にちょうど2cm(実寸で直径12cmのお碗)になればと思って作っています。
余分を切り離します。
柔らかくなってしまうので、割れたりする心配は低いですが、ヤスリがけなんかはちょっとやりづらいかな。
なのでフチのヤスリがけは、なおさら慎重に…
お椀を横から見た時、フチがナナメになったりしないよう注意しながら削ります。
イイ感じになりました♪
あとは糸底(いとぞこ:足になる部分)をつけて、塗装・仕上げになります。…が、それは次回というコトで。。。
@atorie_fake