カトラリー…?
も…もちろん知ってますよ(汗)。。。
カ…カトラリーってあれでしょ、その(…とググりつつ)ほら、えっと…食卓用のナイフとかフォークとかの総称…(^_^;)
というワケで、まさかナイフやフォーク等の総称があるコトすら知らずに作ろうとしてた…昭和生まれです…w(もちろん、生まれた時代のせいではないですが)
今回はそのナイフやフォークを作ってみます。
次に鉄板プレートのハンバーグランチを作ろうと思ってるので、どうしてもここは避けて通れない…というか、どのみち必要なモノなので作れないと困るワケで(笑)。
いつもの流れだと、こーゆー小物はメインの造形にチョロっと挟み込む程度の扱いになるのだけど、これはこれでシッカリやっておきたいなと。
なので事前に先達の方々のやり方をググったりもしましたが、アルミ板や樹脂粘土を使われたりする方もいたりで、やっぱりそれぞれだなと。
僕の中では、作業のしやすさと自分の思うクオリティを考えると、やっぱり素材はプラ板になるかな〜と。
作業工程
まずは現物からミニチュアスケールのひな型を描き出します。
ほぼ使いもせず引き出しで眠ってたステーキナイフw… それとフォークにスプーン。歪みの無いように真上から写真を撮って、アウトラインをなぞって形を描き出し、作っているミニチュアフードに合わせて1/6スケールに縮小。
1/6にすると、3〜3.5cmといったところ。細かいモールドなどはこの際無視していきます(笑)。
B5サイズ 0.5mm厚のプラ板をプリンターにセットしてプリントアウト。0.5mmで丁度いい厚さだからOKなのだけど…たぶんこれ以上の厚さだと家庭用プリンターでは給紙出来ないと思う。
…さて、プリントしたはイイけど上手く切り抜いて成形できるかな?…(汗)
ちなみにインクジェットのインクはプラ板には染み込まないので、インクが乾いても触ったら落ちてしまいます。…まぁ、切り抜くまで保ってくれればイイのでベタベタ触らなければ大丈夫…かな。
ナイフ
まずは形状的に簡単そうなナイフから。
切り抜きはカッターよりもハサミのほうが(個人的には)小回りが効いて使いやすいです。0.5mmのプラ板なら力加減も工作用紙を切る程度かなと。
キレイに切り取れたらヤスリで成形します。
ナイフの柄の部分に厚みを付けるため両側から0.3mmのプラ板で挟むように接着します。
うむ、まずまず…かなw
スプーン
続いて、スプーン。
次回予定の鉄板プレート(ん?…板とプレートって重複ですよねw)ハンバーグでスプーンは使わないと思いますが、ついでなので作っておきます。
スプーンの丸い窪みはどうしよう?… 試しにエンボスヒーター(弱モード)でやってみるも、2本失敗(笑)。やっぱりプラ板が細くて薄いので、ちょっとした熱の加減でクニャっとなってしまう(汗)。
なので、遠めに温めてから丸棒でグッと押す…。あとは(薄いので)爪でグリグリとシゴいても意外とそれっぽい丸みが出来るので、イイ感じになるまでやってみる(失敗するのは仕方ない)。
丸い窪みが出来たら、全体的にヤスリ掛けして成形。
スプーンとフォークの柄はナイフの柄ほど厚くないので表側だけ。ちょっとしたモールドになるし(写真では接着が汚いですが…汗)。
フォーク
最後に取っておいたフォーク。これがやっぱり形状的に一番面倒そう(笑)。
まずは、カッティングマットにテープで固定して、櫛状の部分をPカッターで彫ります。
溝が彫れたら割らないよう注意しつつ、カッターと紙ヤスリで櫛の溝をキレイに広げます。
フォークの先端が上手く出来たら、全体の形を切り出していきます。
0.5mm板はフツーのハサミでも楽に切れるので扱いやすいですが、その分強度も低いので特に先端の櫛部分の真ん中は折れないよう慎重に…。
フォークに関しては、加熱しないで爪だけでグリグリとカーブを成形しました。意外とイイ感じです。
…やってみて、これ1セット作る分には大したコトもないかなとも思いましたが、ある程度数を作るとなるとな〜(汗)。 …まぁ、毎度のコトですがw
塗装
塗料は何がイイのか調べて、ここはひとつ ”メッキっぽい仕上がりが評判”の「ガンダムマーカー」を使ってみたかったのだけど、どうも塗料の乾燥後も触るとメッキ感が曇ったり塗装が落ちてきたり…と、意外と塗膜が弱いらしく、“塗ったら触らない”のが前提らしい。
それに、上からクリアコートをしても曇ってしまうそうなので、それなら何を使っても同じかなと、Amazonでそこそこのレビューだったペイントマーカーを選んでみた…のですが。。。
まぁ…結論から言うと、キャンドゥで売ってるヤツでも大差なかったかも?…という感想。
ま…とりあえず、手軽に塗れるのは良かったですがw
テーブルナプキン
100均で売ってる紙ナプキン。
1/6スケールのサイズ的に15mm幅の両面テープがちょうど良かったので、畳まれているナプキンを広げた裏面に両面テープを貼り、テープの幅で折り返してナプキンを貼り、テープ幅でカット。
ひとつを55mmにカットし、25:30mmのところで折り目をつけ両面テープで止めます。
完成
やっぱりこれだけアップにすると、粗(アラ)が目立つな〜(汗)。
それと塗装(汗)。 …とはいえサイズ的にはホント、メッキっぽい光沢でもない限り何を塗っても同じだろうな。…まぁこれはこれで良しとしたほうがイイのかな…。
造形のメインは料理のほうなので、その料理を引き立てるパーツとして小物が成立してれば成功かなというワケで…。
うむ、結果けっこうイイ感じかなと思います。
@atorie_fake