ミニチュアお茶碗に「ご飯」

先日ミニチュア制作中、窓の外で大きな羽音がしたので見てみると、スズメバチ!…(汗)

とっさに階段を降り、玄関の殺虫剤を手にダッシュで戻る。網戸越しの軒下に、ピンポン球くらいのハチの巣が…。

1度も刺されたコトないのに、何故かハチが異常に怖いw 53歳。

殺虫剤を構えつつ、状況把握…及び観察。巣に取り付いたスズメバチの周りを別の(細身の)ハチが数匹飛び回っている。どうやら、巣の主(あるじ)はアシナガバチっぽい細いハチで、その建築中の巣をスズメバチに襲撃されてる構図のようだった。

ハチが苦手すぎて写真撮るどころではなく、まずは巣を駆除しなければと、網戸越しに殺虫剤を吹き付ける。幸いその巣のすぐ下に廊下突き当たりの小窓があり、そこから直線距離で斜め上30cmくらい。なのでガッツリ殺虫剤を浴びせるコトが出来た。

最初の30秒くらいでハチたちを遠ざけ、いなくなったのを確認し恐る恐る網戸をあけ、ホウキの柄で巣を突いて落とした。

ピンポン球のような巣は1階玄関の庇(ひさし)の上を転がって、雨樋(あまどい)に落ちて止まった。「あ…(汗)」雨で詰まったりしないよね?… もっとちゃんと地面に落とすんだった。

しばらくして、巣のあった場所に1匹のアシナガバチが戻ってきたが、僕は「他所へ行きな」と殺虫剤をシュッシュッ。数秒ホバリングして、諦めてくれたようだ。

あとになって庇の上に3匹ほど幼虫が転がってるのに気付く。「ごめんな」と思いつつも駆除しないわけにもいかず…。

それにしても、感謝しなきゃなのは実はスズメバチだったかも知れない。

あのスズメバチの大きな羽音が聞こえなかったら、巣があることに気付かなかっただろうし、知らずに放置して素人に手が出せないくらい巣が大きくなったりしてたら、僕的には大パニックだろう。

ホント退屈しないなぁw… この古い新居。 オニヤンマ君、買っとこうかな。。。

…と、前置きが長くなりました(笑)。

今回は「ご飯」。やっとミニチュアフードの「フード」に入ります…w

お茶碗の「ご飯」

前回までの経過はこんな感じ。

1/6スケールのお茶碗に合う「ご飯」を作ります。

ちなみに去年は…

2022年5月「樹脂粘土」から

う〜ん…(笑)。。。 今思うのは、

「もっと素直に先達のお手本を参考にしないとね」

というコトでしょうか。もちろん、何もないところからの試行錯誤は大事だけど。

…というワケで、今回いろいろ調べた結果、こんなものを用意しました。

シリマーって何?(汗) …と思って調べると「針の付いてない注射器で、分量を計る道具。シリンジ、またはインジェクターともいう」らしい。もう、コスメ用っていう自体で無精ヒゲのおじさんにはよく分からない…w

ただ、見ての通り「注射針」のような管(ゲージ菅というらしい)は付いてる。ゲージ菅にはサイズがあり、14Gとか22Gとかいう単位で表記するようで、規格そのものは本物の注射器と同じみたい。…もっとも医療用ではないので精度は低いと思うけど。

ちなみに、今回は『ご飯粒を作る道具』を作るのに、この細いゲージ菅が必要になります。

道具の準備

このシリマーは近所の100均(キャンドゥ or セリア ?)で見つけたもので、管の太さは19Gか20Gくらい。サイズ的にはちょうど良かったと思う。

あとでAmazonで見てみたら、いろいろサイズも揃ってるようだし、この注射器の先っちょ部分だけセットになってるのもありました。

カットしたゲージ菅の先端を加工します。

どうかなと思ったけど、やってみたら意外と出来ました♪

ピンバイス等で筆の柄のほうに穴をあけ、ゲージ菅を挿します。

今回僕は直径1mmほどのゲージ菅を使いましたが、ネットで調べた中には内径0.5mmのシャープペンシルの先っちょを米粒型に加工してる方もおられました。スゴすぎ…(汗)。

ご飯粒を作る

材料は樹脂粘土を使います。

ご飯の白さ的には絵の具足さなくても十分かなと思ったので、白い樹脂粘土をそのまま使いましたが、参考にした中には、これにさらに白い絵の具を足して練ってる例もありました。

乾燥の目安「食べる前の板ガムくらいの硬さ」…以外の表現ないかな(笑)。

この状態でラップしておけば、数日このままでも変わりません。

いよいよ、型押ししていきます。

前にやった、お椀の足の部分「糸底(いとぞこ)」を作る時と同じ方法ですが、こちらはだいぶ細かい…というか、実はこっちを知ったのが先で、糸底は応用(というか練習)でしたw

あとのことを考えると、この型押しの粒の間隔は狭すぎても取りづらいので、たぶん写真くらいの感じがイイと思います。

このあと、つぶつぶを取り出していくのですが… これまた地味な作業で(笑)。

列状に割いて、ひとつひとつ外していきます。

しばらくこの作業をして、要領よく取れるかも知れない方法をいくつか試しますが、どれも似たり寄ったりで大した差は出ませんでしたw 

…千里の道も一歩から(泣)

このしんどさに対する成果は、どう捉えるべき?…

そうそう、一粒一粒を指でチマチマやるよりは全然効率的♪…

…で、実際どのくらいなのか?…というと

その、およそ4500粒がどのくらいかというと…

30gの樹脂粘土から、これだけ取れる。これだけ取るのに、まぁ丸1日。 …泣けてくる(笑)。

この量で1/6スケールお茶碗何杯分になるのか?… もちろん見えない部分は底上げするとして、それなりの数を作れるんじゃないか…とは思うのだけどw

これは仕方ない。お皿のプラ板の時よりもだいぶ多い気もするけど、こっちは細かく粉砕するとかで何かしら再利用出来ると思うので、あまりムダではないかな。

ひとまず完成として

去年との比較

お茶碗とのサイズ感も悪くないと思う。仕上げ的な表現は、炊き立てのご飯らしい「しっとりしたツヤ」を塗装でどう表すか?… 半ツヤっぽく出来たら美味しそう?w

樹脂粘土に色を混ぜて、バリエーション的に 赤飯・玄米・サフランライス 等々… いろいろ出来そう。

ツヤ塗装はしてないけど、湯気だけちょっと描いてみました。

次は「お味噌汁」いくつか作ってみようかなと。。。

@atorie_fake

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